基本情報
概要
島根県の県庁所在地は松江市で、面積は6,708.0k㎡(全国14位)とやや大きな県である。
また、島根県は、同じ中国地方の広島県、山口県、鳥取県の3県と隣接している。
県内市町村
参考指定都市等については「市の区分」
政令市 | - |
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中核市 | - |
特例市 | 松江市 |
市 | 浜田市、出雲市、益田市、大田市、安来市、江津市、雲南市 |
町 | 東出雲町、奥出雲町、飯南町、斐川町、川本町、美郷町、邑南町、津和野町、吉賀町、海士町、西ノ島町、隠岐の島町 |
村 | 知夫村 |
インフラ
港湾
島根県には、重要港湾が4港、地方港湾が77港ある。なお、境港は鳥取県・島根県による境港管理組合が港湾管理者となっている。
国際戦略港湾 (0) | - |
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国際拠点港湾 (0) | - |
重要港湾 (4) | 境港(鳥取県との共同管理)、西郷港、浜田港、三隅港 |
地方港湾 (77) | 安来港、七類港(※)、河下港、久手港、江津港、益田港、松江港、知々井港、田儀港、別府港、来居港、温泉津港、重栖港、宅野港、御波港、波入港、遅江港、江島港、入江港、笠浦港、千酌港、菅浦港、笹子港、惣津港、法田港、諸喰港、軽尾港、才港、海崎港、佐波港、秋鹿北港、伊野灘港、二俣港、黒田港、中山港、小田東港、灘山港、山谷港、島津屋港、魚津港、舟津港、網屋港、吉浦港、生湯港、吉浦港、高島港、遠田港、持石港、喜阿弥港、古海港、竹名港、木佐根港、姫の浦港、堤港、保々見港、須賀港、日之津港、諏訪港、海士港、波止港、宇賀港、美田港、物井港、倉の谷港、国賀港、釜港、伊後港、西村港、汐浜港、大津久港、小津久港、飯美港、卯敷港、長尾田港、代港、意東港、揖屋港 |
空港
拠点空港 | 会社管理空港 | - |
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国管理空港 | - | |
特定地方管理空港 | - | |
地方管理空港 | 隠岐空港、出雲空港、石見空港 | |
共用空港 | - | |
その他空港 | - |
地域鉄道事業者
中小民鉄 (1) | 一畑電車(42.2) |
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第三セクター (0) | - |
人口
戦前から緩やかに人口を伸ばしていたが、太平洋戦争中に人口はいったん減少。戦後、人口を大きく伸ばすが、1950年代後半からは人口流出で、人口は減少する。1970年代中頃には人口流出は止まり始め、1980年代には再び人口は増加し始める。しかし、1990年代頃からは再び人口流出などもあり、人口は減少している。
県内GDP
名目GDP
島根県の名目GDPは、1990年後半には約2.5兆円あったが、現在では約2.3兆円で全国45位(2009年度)の経済規模である。
名目GDPの比率(2009年)を見ると、最も大きいのが民間消費の53.1%、次に政府支出の43.2%となっている。全県計と比較すると、移出入等はマイナスで、その分を政府支出で補っていることが分かる。特に全国で見ても政府支出の比率が非常に高く、非常に政府依存度の高い経済構造であることがいえる。
成長率で見ると、2000年代以降、2007年度にプラス成長となったが、それ以外は一貫してマイナス成長となっている。寄与度を見ると、2000年代初めや中頃には政府支出の落ち込みが、2000年代後半には民間投資の落ち込みが、GDP成長率を押し下げていることが分かる。
産業別比率では、サービス業の比率が最も大きく(21.2%)、次に政府サービス生産者(17.5%)、不動産業(12.8%)となっている。特化係数で見ると、鉱業、電気・ガス・水道業、政府サービス生産者、建設業が特化していることが分かる。
1人当たり県民所得
島根県の1人当り県民所得は、全県計よりも一貫して低く、2009年度には229万円で全国38位である。
増加率で見ると、全県計が2000年代中頃にはプラスとなっているのに対して、2006年度・2007年度・2009年度を除けば島根県は2000年代を通じて、マイナスとなっている。
所得乗数
参考地域所得モデル
物価
松江市の消費者物価指数は、全国平均と同様に低下傾向にあるが、全国平均に比べ下落幅は小さい。。また、地域差指数で全国平均と比較すると、松江市は全国平均よりも高い状態が続いているが、全国平均に近づいている傾向が見られる。
労働
失業率・有効求人倍率
島根県では、失業率は全国平均以下の3%前後で、有効求人倍率は比較的高く0.8~1.0で推移しており、新規雇用は若干弱いが、雇用環境は比較的よい都道府県である。
産業
農業
島根県の農業産出額は、平成23年には598億円で全国41位である。
指数を見ると、ここ数年は、全国と同様に低下傾向が見られ、特に平成19年からは全国に比べ落ち込みは大きかったが、平成23年には全国と同様に水準に戻っている。
農業産出額の比率については、米が中心で、穀類の比率が40.1%で最も高く、次に畜産の32.8%となっている。
特化係数で見ても、穀類の1.76が最も高くなっている。
参考特化係数
林業
2011年の島根県の林業産出額は、523千万円で全国27位である。2000年代初頭から中頃にかけ落ち込みを見せたが、その後上昇傾向に転じている。これを2001年を100とした指数でみると、全国的に落ち込む中、2000年代中頃には全国よりも大きな減少となっているが、おおよそ全国と同様の傾向を示している。
島根県の林業産出額の比率(平成23年)は、木材生産が最も高く62.7%、次に栽培きのこ類生産の35.6%となっている。特化係数で見ると、薪炭生産が1.42で最も特化している。
漁業
2010年の島根県の漁業生産額(海面)は約180億円で、39都道府県中18位である。2005年・2006年には200億円強まで減少したが、2007年に約230億円まで回復、その後低下し、現在に至っている。なお、2003年を100とした指数でみると、全般的に全国よりも落ち込みが大きい。
また、2010年の島根県の内訳を見ると、魚類が75.5%でトップで、2位はかに類の9.6%、3位はいか類の8.3%となっている。全国の比率と比較するため特化係数を見ると、かに類が大きく特化しており、魚類も1.1と若干特化している。
製造業
島根県の製造業については、別途まとめています。
商業
卸売業
島根県の卸売業の販売額は、2007年には約0.7兆円で、全国47位である。1990年代中頃には増加を見せたが、全般的には減少傾向が続いている。
1991年を100とした指数を見ると、1990年代中頃を除けば、全般的に全国と同様の傾向で推移しており、2007年には全国以下の水準となっている。
小売業
島根県の小売業の販売額は、2007年には約0.7兆円で、全国46位である。1990年代中頃までは増加していたが、1990年代後半より減少が続いている。
1991年を100とした指数を見ると、1990年代は全国以上に推移しており、その後落ち込み、2007年には全国並になっている。
W/R比率
地域金融
金融機関
地方銀行 | 山陰合同銀行 |
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第二地銀 | 島根銀行 |
信用金庫 | しまね信用金庫、日本海信用金庫、島根中央信用金庫 |
信用組合 | 島根益田信用組合 |
預貸率
預金は増加傾向、貸出は約1兆円前後で推移している。預貸率は元来、全国平均よりも低く、全国平均と同様に低下している。
参考預貸率
民放メディア
テレビ局
民放テレビ局は、日本テレビ系・TBS系・フジテレビ系の3局となっている。なお、この3局いずれも、鳥取県・島根県2県で放送を行っている。
日本テレビ系 | TBS系 | フジテレビ系 | テレビ朝日系 | テレビ東京系 | 独立系 |
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その他のメディア
民放のラジオ局・FM局については、他の多くの都道府県と同様にそれぞれ1局ずつとなっている(ただし、鳥取県・島根県の2県で放送)。

(朝刊、世帯普及率、2012年7月~12月平均)
文化・教育機関
美術館
大学
島根県には、国立大学が1校、公立大学が2校の計3校の大学がある。私立大学がなく、鳥取県と並び全国で最も大学数の少ない県である。
国立大学 (1) |
島根大学 |
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公立大学 (2) |
島根県立大学、島根県立大学短期大学部 |
私立大学 (0) |
- |
短期大学 (0) |
- |
(※)大学名の後の()内は、キャンパス・サテライトなど
スポーツ施設
公営競技場
島根県には、公営競技場は1つもない。
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