フィルムコミッションについて、説明しています。
概要
フィルムコミッションとは、ドラマや映画・テレビ番組などの撮影を誘致し、ロケでの撮影などをサポートする機関です。
ロケ地観光などについて人気が出る中、2000年に大阪で「大阪ロケーション・サービス協議会」が本格的なフィルムコミッションとして設立され、2000年代以降、多くの地域でフィルムコミッションが設立されています。
運営主体
運営主体としては、行政機関や観光団体、商工会議所などの経済団体など、多くは公的な要素が強い団体で運営されています
(ただ、民間で運営されていたり、料金が発生するサービスとして実施している事業者もあります)
なお、全国的なフィルムコミッションの団体として、ジャパンフィルムコミッションというものがあります。
効果
地域としては、次のような効果を期待し、様々な地域でフィルムコミッションが設立しています。
①直接効果
制作会社の人たちがその地域に来ることにより、宿泊者・弁当販売の増加などが見込めることが挙げられます。
また、実際の撮影となれば、俳優やタレントなども来ることになり、その宿泊・滞在でその地域にお金が落ちることになります。
ただ、ドラマや映画・テレビ番組などの誘致を行うにあたり、その費用の一部をフィルムコミッションなりが負担する場合には、この効果は減殺されます。
②間接効果
その地域で撮影された映画やドラマが人気が出た場合には、ロケ地巡りなどで観光客の増加などが見込める可能性があります。
いわゆる「聖地巡礼」を期待するといったものです。
ただし、この効果は、それぞれの映画・ドラマの人気やコンテンツ力に依存するため、フィルムコミッションとしては、如何ともし難い部分があります。
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