基本情報
概要
大分県の県庁所在地は大分市で、面積は5,099.6k㎡(全国27位)と中規模の県である。
また、同じ九州地方の宮崎県、熊本県、福岡県とは陸続きで、山口県と愛媛県とは海上で隣接している。
県内市町村
参考指定都市等については「市の区分」
政令市 | - |
---|---|
中核市 | 大分市 |
特例市 | - |
市 | 別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市 |
町 | 日出町、九重町、玖珠町 |
村 | 姫島村 |
インフラ
港湾
大分県には、別府港・大分港をはじめとした重要港湾が5港、地方港湾が13港ある。
国際戦略港湾 (0) | - |
---|---|
国際拠点港湾 (0) | - |
重要港湾 (5) | 別府港、大分港、佐伯港、中津港、津久見港 |
地方港湾 (13) | 臼杵港、高田港、姫島港、国東港、日出港、佐賀関港、浦代港、丸市尾港、堅来港、下ノ江港、守江港、臼野港、羽根港 |
空港
大分県には、国管理空港の大分空港がある。
拠点空港 | 会社管理空港 | - |
---|---|---|
国管理空港 | 大分空港 | |
特定地方管理空港 | - | |
地方管理空港 | - | |
共用空港 | - | |
その他空港 | 大分県央飛行場 |
地域鉄道事業者
大分県には、地域鉄道事業者はいない。
人口
戦前から緩やかに人口を伸ばしていたが、1930年代中頃から人口はいったん停滞・減少する。戦後、人口を大きく伸ばすが、1950年代後半からは人口流出が大きくなり、人口は減少する。1970年代後半には人口流出は緩やかになり、再び人口は増加し始める。しかし1990年代からは、人口流出、人口増加率の低下により、人口増加は停滞。現在に至るまで人口減少は続いている。
県内GDP
名目GDP
大分県の名目GDPは、1990年代には約4.4兆円あったが、現在では約4兆円で全国33位(2009年度)の経済規模である。
名目GDPの比率(2009年)を見ると、最も大きいのが民間消費の53.3%、次に政府支出の31.3%となっている。全県計と比較すると、移出入等がマイナスで、その分を民間投資や政府支出で補っていることが分かる。この意味で、政府依存度の高い経済構造であることがいえる。
成長率で見ると、2000年代中頃以降は2006年度を除けば、マイナス成長が続いている。寄与度を見ると、民間投資や移出入等の増減がGDP成長率に大きな影響を与えていることが分かる。
産業別比率では、サービス業の比率が最も大きく(22.9%)、次に製造業(20.0%)、政府サービス生産者(12.4%)となっている。特化係数で見ると、農林水産業と鉱業が特化していることが分かる。
1人当たり県民所得
大分県の1人当り県民所得は、全県計よりも低く、2009年度には229万円で全国36位である。
増加率で見ると、2000年代中頃には全県計がプラスとなっている中、マイナスとなっており、2000年代後半には全県計と同様に大きな落ち込みとなっている。
所得乗数
参考地域所得モデル
物価
大分市の消費者物価指数は、全国平均と同様に低下傾向にある。また、地域差指数で全国平均と比較すると、大分市は全国平均の100を前後した動きとなっている。
労働
失業率・有効求人倍率
大分県では、失業率は全国平均以上の4%前後で、有効求人倍率は全国平均と同様に2000年代中頃には上昇したが0.6~0.7で推移しており、あくまでも全国と比較すると雇用環境は比較的よい都道府県である。
産業
農業
大分県の農業産出額は、平成23年には1,331億円で全国23位である。
指数を見ると、ここ数年は、全国と同様の水準で低下が見られる。
農業産出額の比率については、畜産の比率が31.5%で最も高く、次に野菜の26.4%となっている(なお、大分県は干ししいたけが有名だが、しいたけ類は特用林産に該当し、農業産出額には入らない)。
特化係数で見ると、加工農産物の1.46が最も高くなっている。
参考特化係数
林業
2011年の大分県の林業産出額は、1,804千万円で全国5位である。2000年代を通じて、増減はあるものの、おおよそ1,400千万円前後で推移している。これを2001年を100とした指数でみると、全国的に落ち込む中、途中増減はあるが、おおよそ2001年の水準を若干上回る形で推移している。
大分県の林業産出額の比率(平成23年)は、木材生産が最も高く56.9%、次に栽培きのこ類生産の42.5%となっている。特化係数で見ると、木材生産が1.15と若干特化している。
漁業
2010年の大分県の漁業生産額(海面)は約170億円で、39都道府県中22位である。おおよそ低下傾向にあり、200億強あった生産額が、約170億円まで低下している。そのため、2003年を100とした指数でみると、全国よりは落ち込みは大きくなっている。
また、2010年の大分県の内訳を見ると、魚類が79.5%でトップで、2位はえび類の5.2%、3位はいか類の2.8%となっている。全国の比率と比較するため特化係数を見ると、えび類が特化しているが、貝類・いか類などの係数は小さい。
製造業
大分県の製造業については、別途まとめています。
商業
卸売業
大分県の卸売業の販売額は、2007年には約1.3兆円で、全国36位である。1990年代後半までは増加を見せていたが、2000年代に入ると大きく減少している。
1991年を100とした指数を見ると、1990年代後半までは1991年以上の水準となっていたが、2000年代からは落ち込みを見せている。ただ、全国よりも大分県の落ち込みは小さい。
小売業
大分県の小売業の販売額は、2007年には約1.2兆円で、全国34位である。1990年代中頃までは増加していたが、1990年代後半より減少が続いている。
1991年を100とした指数を見ると、おおよそ全国と同様の動きを示しているが、若干全国以上の水準で推移している。
W/R比率
地域金融
金融機関
地方銀行 | 大分銀行 |
---|---|
第二地銀 | 豊和銀行 |
信用金庫 | 大分信用金庫、大分みらい信用金庫、日田信用金庫 |
信用組合 | 大分県信用組合 |
預貸率
預金は増加傾向、貸出はあまり変化がなく約2兆円で推移している。預貸率は元来、全国平均よりも低く、全国平均と同様に低下している。
民放メディア
民放テレビ局は、TBS系・テレビ朝日系の2局と、日本テレビ系・フジテレビ系のクロスネット(複数のネットワークに加盟する放送局)のテレビ大分の計3局となっている。
テレビ局
日本テレビ系 | TBS系 | フジテレビ系 | テレビ朝日系 | テレビ東京系 | 独立系 |
---|---|---|---|---|---|
その他のメディア
民放のラジオ局・FM局については、他の多くの都道府県と同様にそれぞれ1局ずつとなっている。
文化・教育機関
美術館
大学
大分県には、国立大学の大分大学と、公立大学の大分県立看護科学大学・大分県立芸術文化短期大学、私立大学が3校、短期大学が4校と、計10校の大学がある。
国立大学 (1) |
大分大学 |
---|---|
公立大学 (1) |
大分県立看護科学大学、大分県立芸術文化短期大学 |
私立大学 (3) |
日本文理大学、立命館アジア太平洋大学、別府大学、 |
短期大学 (4) |
大分短期大学、別府溝部学園短期大学、東九州短期大学、別府大学短期大学部 |
(※)大学名の後の()内は、キャンパス・サテライトなど
スポーツ施設
公営競技場
大分県には、競輪場が1つある。
競馬場 | |
---|---|
競輪場 | 別府競輪場 |
競艇場 | |
オートレース場 |
コメント