基本情報
概要
静岡県の県庁所在地は静岡市で、面積は7,255.5k㎡(全国13位)とやや大きな県である。
また、静岡県は、神奈川県、山梨県、長野県、愛知県の4県と隣接している。
県内市町村
参考指定都市等については「市の区分」
インフラ
港湾
静岡県には、国際拠点港湾の清水港があり、重要港湾が2港、地方港湾が12港ある。
国際戦略港湾 (0) | - |
---|---|
国際拠点港湾 (1) | 清水港 |
重要港湾 (2) | 田子の浦港、御前崎港 |
地方港湾 (12) | 熱海港、伊東港、下田港(※)、松崎港、宇久須港、土肥港、沼津港、相良港、浜名港、手石港、榛原港、大井川港 |
空港
地域鉄道事業者
中小民鉄 (6) | 大井川鐵道(65.0)、伊豆急行(45.7)、伊豆箱根鉄道(29.4)、遠州鉄道(17.8)、静岡鉄道(11.0)、岳南鉄道(9.2) |
---|---|
第三セクター (1) | 天竜浜名湖鉄道(67.7) |
人口
戦前から大きく人口を伸ばしていたが、戦中・戦後の1940年代に大きく人口を伸ばす。その後、1950年代後半に若干の人口流出もあったがそれ以上に人口が増加し、その後も一貫して増加を続ける。しかし、2000年代からは人口減少となっている。
県内GDP
名目GDP
静岡県の名目GDPは、1990年後半には約16兆円あったが、現在では約15兆円で全国10位(2009年度)の経済規模である。
名目GDPの比率(2009年)を見ると、最も大きいのが民間消費の49.4%、次に政府支出の20.6%となっている。全県計と比較すると、若干民間消費や政府支出が低いが、移出入等が全県計を大きく上回っている。この意味で、移出型の経済構造であることがいえる。
成長率で見ると、2000年代中頃にプラス成長になり、2000年代後半にはマイナスになるという全県計と同様の傾向がうかがえる。寄与度を見ると、2000年代後半には移出入等や民間投資の落ち込みが、マイナス成長の要因となっていることが分かる。
産業別比率では、製造業の比率が最も大きく(31.9%)、次にサービス業(17.7%)、不動産業(12.7%)となっている。特化係数で見ると、製造業が圧倒的に特化していることが分かる。
1人当たり県民所得
静岡県の1人当り県民所得は、全県計よりも一貫して高く、2009年度には293万円で全国5位である。
増加率で見ると、2000年代中頃にはプラスになり、2000年代後半にはマイナスになるという全県計と同様の傾向が見られる。
所得乗数
参考地域所得モデル
物価
静岡市の消費者物価指数は、全国平均と同様に低下傾向にある。また、地域差指数で全国平均と比較すると、静岡市は全国平均よりも若干高かったが、(基準改訂もあり)平成22年には全国平均よりも下回っている。
労働
失業率・有効求人倍率
静岡県では、失業率は全国平均以下の3~4%で、有効求人倍率も全国平均と同様の動きだが全国平均上回っていたが、近年悪化しており、新規雇用に課題のある都道府県である。
産業
農業
静岡県の農業産出額は、平成23年には2,217億円で全国16位である。
指数を見ると低下傾向が見られ、平成15年に比べ、全国は約10%の落ち込みだが、静岡県は約20%の落ち込みとなっており、その低下は大きい。
農業産出額の比率については、野菜の比率が28.7%で最も高く、次に、花きやお茶などが産出が大きいため、その他作物の23.0%となっている。
特化係数で見ると、加工農産物の9.04が最も高く、次にその他作物の3.12、果物の1.56と続いている。
参考特化係数
林業
2011年の静岡県の林業産出額は、1,010千万円で全国11位である。2000年代初めに若干増加を見せたが、その後は現在に至るまで減少が続いている。これを2001年を100とした指数でみると、全国的に落ち込む中、2000年代初めを除けば、静岡県でも同様に減少を見せている。
静岡県の林業産出額の比率(平成23年)は、栽培きのこ類生産が最も高く60.5%、次に木材生産の39.3%となっている。特化係数で見ると、栽培きのこ類生産が1.23と若干特化している。
漁業
2010年の静岡県の漁業生産額(海面)は約540億円で、39都道府県中3位である。2000年代には上昇を続け、2000年代中頃約650億円まで上昇したが、2009年・2010年に大きく落ち込み、現在に至っている。ただ、2003年を100とした指数でみると、全国と同様の動きをしているが、全国よりも高い水準を維持している。
また、2010年の静岡県の内訳を見ると、魚類が86.6%でトップで、2位はえび類の8.8%、3位は貝類の3.4%となっている。全国の比率と比較するため特化係数を見ると、えび類について大きく特化し、魚類も1.2と若干特化している。
製造業
静岡県の製造業については、別途まとめています。
商業
卸売業
静岡県の卸売業の販売額は、2007年には約7.0兆円で、全国11位である。1990年代より一貫して減少しているが、2007年には若干回復している。
1991年を100とした指数を見ると、1990年代中頃までは全国と同様に推移していたが、それ以後は大きく減少し、1991年に比べ、約60%の水準まで落ち込んでいる。
小売業
静岡県の小売業の販売額は、2007年には約4.1兆円で、全国10位である。1990年代中頃までは増加していたが、1990年代後半より減少し続け、2007年に若干回復している。
1991年を100とした指数を見ると、全国と同様の動きを示しており、若干全国以上の水準で推移している。
W/R比率
地域金融
金融機関
地方銀行 | 静岡銀行、スルガ銀行、清水銀行 |
---|---|
第二地銀 | 静岡中央銀行 |
信用金庫 | しずおか信用金庫、静清信用金庫、浜松信用金庫、沼津信用金庫、三島信用金庫、富士宮信用金庫、島田信用金庫、磐田信用金庫、焼津信用金庫、掛川信用金庫、富士信用金庫、遠州信用金庫 |
信用組合 | 静岡県医師信用組合 |
預貸率
預金・貸出ともには増加傾向にある。預貸率は元来、全国平均よりも低かったが、貸出の増加で、近年は全国平均を上回っている。
参考預貸率
民放メディア
テレビ局
民放テレビ局は、日本テレビ系・TBS系・フジテレビ系・テレビ朝日系の4局となっている。
日本テレビ系 | TBS系 | フジテレビ系 | テレビ朝日系 | テレビ東京系 | 独立系 |
---|---|---|---|---|---|
その他のメディア
民放のラジオ局・FM局については、他の多くの都道府県と同様にそれぞれ1局ずつとなっている。
地方紙 | 静岡新聞、中日新聞(ブロック紙)、東京新聞(ブロック紙)、伊豆新聞、熱海新聞(伊豆新聞系)、伊豆日日新聞(伊豆新聞系)、沼津朝日新聞、沼津新聞、富士ニュース、岳陽新聞、郷土新聞(掛川市・菊川市・御前崎市) |
---|---|
ラジオ局 | 静岡放送(SBS) |
FM局 | 静岡エフエム放送(K・MIX) |
文化・教育機関
美術館
国立美術館 | - |
---|---|
公立美術館 | 静岡県立美術館、静岡市美術館 |
私立美術館 | 伊豆の長八美術館、池田20世紀美術館、MOA美術館、富士美術館 |
大学
静岡県には、国立大学が3校、公立大学が3校、私立大学が11校、短期大学が5校、計22校の大学がある。なお特殊なものとして、船員を育成するための(独)海技教育機構が運営する国立清水海上技術短期大学校がある。
国立大学 (3) |
静岡大学、浜松医科大学、国立清水海上技術短期大学校 |
---|---|
公立大学 (3) |
静岡県立大学、静岡県立大学短期大学部、静岡文化芸術大学 |
私立大学 (11) |
光産業創成大学院大学、静岡英和学院大学、静岡産業大学、静岡福祉大学、静岡理工科大学、聖隷クリストファー大学、常葉大学、浜松学院大学、東海大学(清水)、日本大学(国際関係学部)、順天堂大学(三島) |
短期大学 (5) |
静岡英和学院大学短期大学部、東海大学短期大学部、常葉学園短期大学、日本大学短期大学部(三島)、浜松学院大学短期大学部 |
(※)大学名の後の()内は、キャンパス・サテライトなど
スポーツ施設
公営競技場
静岡県には、競輪場が2つ、競艇場が1つ、オートレース場が1つある。
競馬場 | |
---|---|
競輪場 | 伊東温泉競輪場、静岡競輪場 |
競艇場 | 浜名湖競艇場 |
オートレース場 | 浜松オートレース場 |
コメント