基本情報
概要
高知県の県庁所在地は高知市で、面積は7,105.2k㎡(全国14位)とやや大きな県である。
また、高知県は、同じ四国地方の徳島県、愛媛県の2県と隣接している。
県内市町村
参考指定都市等については「市の区分」
政令市 | - |
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中核市 | 高知市 |
特例市 | - |
市 | 室戸市、安芸市、南国市、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、香南市、香美市 |
町 | 東洋町、奈半利町、田野町、安田町、本山町、大豊町、土佐町、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、津野町、四万十町、大月町、黒潮町 |
村 | 北川村、馬路村、芸西村、大川村、日高村、三原村 |
インフラ
港湾
高知県には、高知港を中心に重要港湾が3港、地方港湾が16港ある。
国際戦略港湾 (0) | - |
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国際拠点港湾 (0) | - |
重要港湾 (3) | 高知港、須崎港、宿毛湾港 |
地方港湾 (16) | 室津港(※)、上川口港(※)、甲浦港、佐喜浜港、奈半利港、手結港、久礼港、上ノ加江港、佐賀港、下田港、下ノ加江港、以布利港、清水港、三崎港、下川口港、あしずり港 |
空港
地域鉄道事業者
中小民鉄 (1) | 土佐電気鉄道(25.3) |
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第三セクター (1) | 土佐くろしお鉄道(109.3) |
人口
戦前から緩やかに人口を伸ばしていたが、1930年代中頃から人口はいったん停滞・減少する。戦後、人口を大きく伸ばすが、1950年代後半からは人口流出で、人口は減少する。1970年代後半には人口流出は緩やかになり、再び人口は増加し始める。その後、1980年代後半からは人口流出があり、人口減少が始まり、現在に至るまで続いている。
県内GDP
名目GDP
高知県の名目GDPは、1990年代には約2.5兆円あったが、現在では約2.1兆円で全国46位(2009年度)の経済規模である。
名目GDPの比率(2009年)を見ると、最も大きいのが民間消費の63.9%、次に政府支出の44.5%となっている。全県計と比較すると、移出入等はマイナスで、その分を政府支出で補っていることが分かる。特に全国で見ても政府支出の比率が非常に高く、非常に政府依存度の高い経済構造であることがいえる。
成長率で見ると、2000年代以降、2006年度を除けば、一貫してマイナス成長となっている。寄与度を見ると、2000年代初頭から中頃にかけては政府支出の落ち込みが、2000年代後半には移出入等や民間投資の落ち込みが、GDP成長率を押し下げていることが分かる。
い。
産業別比率では、サービス業の比率が最も大きく(25.5%)、次に政府サービス生産者(17.5%)、不動産業(13.0%)となっている。特化係数で見ると、農林水産業と鉱業、政府サービス生産者が特化していることが分かる。
1人当たり県民所得
高知県の1人当り県民所得は、全県計よりも一貫して低く、2009年度には202万円で全国47位である。
増加率で見ると、2000年代中頃には全県計がプラスとなっている中、2006年度を除けば高知県は2000年代を通じて、マイナスとなっている。
所得乗数
参考地域所得モデル
物価
高知市の消費者物価指数は、全国平均と同様に低下傾向にある。また、地域差指数で全国平均と比較すると、高知市は全国平均の100を前後した動きとなっている。
労働
失業率・有効求人倍率
高知県では、失業率は全国平均以上の約5~6%で、有効求人倍率は全国平均以下の0.4~0.6で推移しており、雇用環境がよくない都道府県である。
産業
農業
高知県の農業産出額は、平成23年には958億円で全国32位である。
指数を見ると、ここ数年は、増減はあるものの全国と同様の水準で低下が見られる。
農業産出額の比率については、なす・にら(いずれも全国1位)やピーマンの産地で、野菜の比率が58.2%で最も高く、次に穀類の13.0%となっている。
特化係数で見ると、野菜の2.03が最も高くなっている。
参考特化係数
林業
2011年の高知県の林業産出額は、749千万円で全国19位である。2000年代初頭から中頃にかけて落ち込みを見せていたが、2010年から増加に転じている。これを2001年を100とした指数でみると、全国的に落ち込む中、全国よりも大きな減少を見せていたが、2010年より全国水準に近づいている。
高知県の林業産出額の比率(平成23年)は、木材生産が最も高く77.4%、次に栽培きのこ類生産の17.9%となっている。特化係数で見ると、薪炭生産が3.41で最も特化しており、次に木材生産の1.57、林野副産物採取の1.29と続いている。
漁業
2010年の高知県の漁業生産額(海面)は約310億円で、39都道府県中7位である。2000年代中頃までは、2006年に落ち込んだ以外は350億円~400億円で推移していた。ただ、2009年・2010年に大きく落ち込み、現在に至っている。なお、2003年を100とした指数でみると、2000年代中ごろ以降は、全般的に全国よりも落ち込みが大きくなっている。
また、2010年の高知県の内訳を見ると、魚類が90.9%でトップで、それ以外はあまり大きくない。そのため、全国の比率と比較するため特化係数で見ても、魚類が1.3と特化しているが、それ以外は全国の比率よりも非常に小さくなっている。
製造業
高知県の製造業については、別途まとめています。
商業
卸売業
高知県の卸売業の販売額は、2007年には約0.8兆円で、全国45位である。1990年代は1兆円強で推移していたが、2000年代に入り大きく落ち込み、0.8~0.9兆円で推移している。
1991年を100とした指数を見ると、全国と同様の傾向で推移しているが、全国よりも落ち込みは小さい。
小売業
高知県の小売業の販売額は、2007年には約0.7兆円で、全国44位である。1990年代中頃までは増加していたが、1990年代後半より減少が続いている。
1991年を100とした指数を見ると、おおよそ全国と同様の動きを示しているが、ほぼ全国以上の水準で推移している。
W/R比率
地域金融
金融機関
地方銀行 | 四国銀行 |
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第二地銀 | 高知銀行 |
信用金庫 | 幡多信用金庫、高知信用金庫 |
信用組合 | 土佐信用組合、宿毛商銀信用組合 |
預貸率
変化は小さいが、預金は増加傾向、貸出は減少傾向にある。預貸率は元来、全国平均よりも低く、全国平均と同様に低下している。
民放メディア
民放テレビ局は、日本テレビ系・TBS系・フジテレビ系の3局となっている。
テレビ局
日本テレビ系 | TBS系 | フジテレビ系 | テレビ朝日系 | テレビ東京系 | 独立系 |
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その他のメディア
民放のラジオ局・FM局については、他の多くの都道府県と同様にそれぞれ1局ずつとなっている。
(朝刊、世帯普及率、2012年7月~12月平均)
地方紙 | 高知新聞 |
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ラジオ局 | 高知放送(RKC) |
FM局 | エフエム高知(KFM) |
文化・教育機関
美術館
国立美術館 | - |
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公立美術館 | 高知県立美術館 |
私立美術館 | - |
大学
高知県には、国立大学として高知大学が、公立大学として高知県立大学、高知工科大学、高知短期大学の3校が、短期大学として高知学園短期大学があり、計5校の大学がある。私立大学が、短大の高知学園短期大学しかなく、公的部門により高等教育が支えられているといえる。
国立大学 (1) |
高知大学 |
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公立大学 (3) |
高知県立大学、高知工科大学、高知短期大学 |
私立大学 (0) |
- |
短期大学 (1) |
高知学園短期大学 |
(※)大学名の後の()内は、キャンパス・サテライトなど
スポーツ施設
公営競技場
高知県には、競馬場が1つ、競輪場が1つある。
競馬場 | 高知競馬場 |
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競輪場 | 高知競輪場 |
競艇場 | |
オートレース場 |
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