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似た地名同士の交流は、面白そう。

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被災地における似た地名への支援

 東日本大震災の被災地に対し、似た地名の住民に対する支援が行われている。
 例えば、宮城県石巻に対し、愛知県豊橋石巻本町の人が柿をプレゼントするといったような具合だ。

2015年2月8日 河北新報「被災地と似た地名同士、支援・交流育む」

 似た地名というコンセプトは、おもしろいと思う。
 やっていることは、被災地支援であるが、地域活性化や観光に使えるのではないと思う。


従来の地域間の連携

 地域活性化や観光において、従来から、地域間の連携が全くなかったわけではない。

 全く無関係なものもあるが、ある種の共通項を見出して、連携やPRを図るといったことは行われている。

 例えば、全国各地には、「小京都」という言われるところが多いが、そのような自治体が、「全国京都会議」という団体を作り、PRを行っている。

全国京都会議「小京都と京都ゆかりのまち」

 また、国の法律などで、指定・認定されたところが、団体などを組織し、PRなどを行うこともある。
 例えば、観光について、国より「国際観光文化都」というものが指定されている。そして、それらの指定された都市が、国際特別都市建設連盟というものを作っている。

鳥羽市「国際観光文化都市

 ただどうしても、共通項で連携などを図っているので、似た部分が多く、それぞれの地域の特徴を打ち出しにくいというデメリットがある。また、国の制度などを元にすると、堅苦しく、遊びに乏しい印象がある。

 その点で、似た地名同士の場合には、名前では共通項があるが、地域の特徴は同質的ではないので、それぞれの地域の特徴を出しやすい。

 また、名前というある種の「ゆるさ」があるので、いろいろと面白味も出しやすいだろう。例えば、キャラ化などを進めて、それぞれの地域の違いをアピールすることもできるだろう。


まとめ

 これは、必ずしも、似た名前だけではなく、ある一文字が入っているなどの形でもいい。

 例えば、(都道府県では特徴づけがしづらいが)都道府県でいえば、「川」でまとめて、神奈川県石川県香川県など。森林でまとめて、青森県栃木県熊本県鹿児島県など。

 ただ自然では面白味が乏しいので、違う共通項がいいかもしれない。
 例えば、「福」という文字に着目し、福が付いている地域も考えられる。そして、福井県福岡県などに文字が入っているが、「福の中の福」といったものも、PRできるだろう。

 特に現在は、ネットなどを使えば、連携することは下がっている。そして、そもそもしっかりとした連携を構築するのではなく、緩やかにやればいい。

 真面目とゆるさの中間で、面白いPRや連携などが生まれるのではないかと思う。

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