野球でまちおこし? だけど面白い。

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 徳島県の阿南では、野球でまちおこしを行っている。
 名前を呼ぶウグイス嬢の声やスコアボードの表示などの本格的な雰囲気から、アマチュア野球で人気が出て、25年度には野球関連の宿泊者が3,000人を超えたという。

ニュース2014年03月30日 産経ニュース
「阿南に行こうと言われたい 野球でまちおこし 徳島」

 はっきり言って、最初、野球でまちおこしなんて、どこでも野球場はあることを考えると、どうなんだろうとも思った。また、宿泊者数が3,000人を超えたというが、県外は約半数。客単価を3万円と想定すると、県外からの宿泊者数による経済効果は5千万円程度。少ないとは言わないが、経済効果としては決して大きくはない。

 ただ、どこの地域でもスポーツによる観光や地域おこしなどを行っている。

 また、サークルの合宿などを誘致しようとしている自治体などもある。例えば、富山県では「「富山で合宿!」誘致事業費補助金」といった補助事業を創設し、富山で合宿をしたら、1人1泊あたり700円の助成金を出すということを行ったりもしている。

 つまり、アマチュアスポーツを通じて、地域に人を呼び込むかというのは、自治体にとって、一つの施策テーマであり、自治体間で競争も行われているということである。

Screenshot of www.pref.toyama.jp

富山県「平成26年度「富山で合宿!」誘致事業費補助金」

 この点で、この阿南の取組みは、単に補助金を出すなどと異なり、施策としては洗練されている。また、補助金では財政的に限界もあるが、阿南市のように、サービス向上を図ることで集客すれば、財政支出に対して、レバレッジの効いた効果も期待できる。更に、地域のブランド力向上も図ることができるだろう。

 必ずしも補助金という仕組みを否定するつもりはないが、アマチュアスポーツに関して集客を図ろうとしている自治体は、阿南市のようなことを参考に、施策を行ったほうがいい。

 「野球のまち推進課」という組織も作り、まちおこしに力を入れているこの阿南市の取組みは、意外に面白い取り組みだと思う。

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