神戸商工会議所が実施しているワンコイン交流会が人気のようだ。
2014年5月24日 神戸新聞 「多様な業種で討議、ワンコイン交流会が好評 神戸商議所」
従来、交流会といえば、飲み会などが代表的なものであるが、これは、テーマを決めてグループワーキングを実施し、交流を図るというものだ。
このような手法自体、珍しいものではなく、ある種の交流を目的とした場合、スタンダードであるといってもいいだろう。
テーマについて話し合うことで、学ぶこともできるし、その話し合いを通じて、会話が発生し、仲良くなれるという一石二鳥の仕組みだからである。
ただ、商工会議所などが会員の交流を目的として、この手法を利用しているというのはあまりないように思う。特に大きな商工会議所などでは、他の会員と会う機会が少なく、他の商工会議所でももっとやったほうがいいと思う。
と同時に、小さな商工会などでもやってみたらどうかと思う。
小さな商工会では、何かについて知り合いも多く、今さら交流をする必要がないところも多いだろう。
ただ、年齢や立場・業種などを超えて、あるテーマについて、グループワーキングを実施し、会員が一緒になって考えるといった機会などがあってもいいように思う。
なぜなら、小さな商工会などでは、逆に会員同士がビジネスなどについて真面目に考える機会がなかったりする。また、公式的な会合などで真面目なことを話す機会はあっても、それではどうしても年齢・地位などに影響を受けてしまう。
会員が集まるのかという不安もあるが、立場・利害などを超えて、真面目に一緒に勉強するという場がもっとあってもいいだろう。
いずれにせよ、手法としてはスタンダードが、他の商工会議所や商工会などで、案外もっとやってもいいような取り組みだと思う。
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