蒲郡市や幸田町の女将が、市内のおすすめスポットを紹介する観光マップを作製した。
外部リンク2014/1/9 中日新聞「女将のお薦め17カ所 蒲郡の観光マップ作る」
観光マップの内容については、右の蒲郡市観光協会オフィシャルブログ「がまブログ」を見てほしいが、旅館やホテルの女将がキャラクターで描かれており、いろんな施設をお勧めしているというものだ。
とはいえ、この取り組みを批判するつもりはないが、いい意味でも悪い意味でも、普通の観光マップでもある。
しかしやはり、普通の観光マップと違うのは、「女将」が作ったということにある。普通の観光マップであれば、観光協会や商工会などが作成するが、これはあくまでも「女将」が作ったのだ。
つまり、単なる観光マップではあるが、「誰が」つくったのかということが、一つのPRポイントになるし、重要だということだろう。
はっきり言って、「女将」が作ろうが、誰が作ろうが、大きく集客につながるかというと、そうではないと思う。しかし細かな点だが、このような工夫で、その観光地のイメージが変わるし、手に取って見たくもなるだろう。
今の時代は、内容もさることながら、「誰が」という部分も重要となっている時代である。同じものを作るにしても、「誰が」作ったかによって、印象やイメージが異なったり、効果も大きく違ってくる。
その点で、この取り組みは、「思えばなるほどな」と納得がいく取組みだ。
そしてこの「誰が」という視点に着目し、他の「観光マップ」も作成し、横展開すれば、観光地としては一層、魅力が増すだろう。
また、観光マップの作成だけでなく、他の事業についても、応用が利く考え方である。
今回の例を見て、改めて「誰が」という部分の重要性について、思い出させられた次第である。
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