小田急グループが小田急全線にナンバリングを導入するそうだ。
ナンバリングと言われ、パッとイメージが付かなかったが、よく地下鉄などに付されている路線名のアルファベットと各駅の番号で構成され、駅や路線図などに表示されているものである(右は福岡市地下鉄のもの)。
日本語が読めない外国人客や、初めて電車を利用する観光客の利便性を高めるために使われている。そして、今回の小田急の取組みも、東京五輪の開催に向けて、行うというものだ。
(出典)福岡市交通局HP
このように、観光客の利便性を高めるということを考えると、観光地の一つのインフラとして、ナンバリングは重要だと思われる。
しかし、ナンバリングが進んでいるかと言えば、必ずしもそうではないだろう。
地下鉄や鉄道などでは比較的導入が進んでいるが、まだナンバリングが行われていない路線もあるだろう。そして特に地方で重要なのは、バスだろう。見知らぬ土地のバスこそ分からないものはなく、乗車したときには本当に目的地に行くのだろうかと不安にさせるものはない。八戸などではバス路線にもナンバリングが行われているようだが、他の地域でももっとバスについてナンバリングを導入すべきだ。
更に、このようなナンバリングの導入が進んでいないためか、各観光地の観光案内などでも、多くがナンバリングを使った案内がなされていない。観光案内でもしっかりとナンバリングを使うことで、観光客は安心して旅を楽しむことができる。
観光地のインフラ整備として、最近では外国人観光客のために、Wifiの整備や外国語表記などが話題になっているが、このような地道な取り組みも重要ではないだろうか。
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