スポンサーリンク

観光マップの代わりに、おもろいオッサンマップなんてのも、いいかもしれない。

スポンサーリンク

 山形で、観光名所やグルメではなく、人にスポットを当てた「人めぐりツアー」というものが開かれたようだ。

 

外部リンク2013/09/23 山形新聞「観光名所やグルメではなく、人にスポットを当てたツアーで」


 ニュースを読むと、実際は、弓張平パークプラザというところで町民が観光客に話をしたというだけなので、ツアーというより、町民による講座といった趣きのほうが強い。

 しかし、この発想自体は面白いと思う。
 地域にとって重要なのは、観光地やグルメだけではなく、その土地で出会う人である。団体旅行などをすれば、話のうまいガイドがいたり、おみやげ屋の名物おばちゃんなどがいるものである。下手をしたら、観光地よりもそれらの人のほうが印象に残っていたりもする。

 このように考えると、このような人たちをクローズアップしてもいいと思う。

 ただ、ツアーとなると、話を準備しなければならないとか、しっかりとその場所にいなければならないとか、そういう問題がある。

 そこで、それらの人たちがいる場所を示したマップを作ったらどうかと思う。行ってもいなかったという問題もあるだろうが、あくまでもマップなので、いない可能性がある旨もしっかりと注記しておけばいい。
 そして例えば「おもろいオッサンマップ」なんてのを作ったら、面白いと思う。下手な無味乾燥な観光マップなんてものよりも、よっぽど、効果があるのではないだろうか。
 また、観光コーディネーターなどといった人たちもいるが、むしろそれぞれの地域でお店などをやっている人がいい。綺麗な観光案内ではないほうが味が出るし、お店をやっていれば、常駐性が高いからだ。他方、お店の人からすると、恥ずかしい・面倒くさいなどという話もあるが、話好きの人がいたり、PR・集客につながるので、決して悪い話ではないと思う。

 勿論、「おもろい」なんて書くとハードルが上がるので、違う表現にしたほうがいいかもしれない。
 また、地域には「面白い人がいない」なんて、話が出てくるだろう。そうならば、それぞれの人がもつ、その地域に関する知識や人となりなどを売りにすればいい。「どこどこの観光地は、この人が非常に詳しい」「○○野菜については、この人に聞くべし」「この地域の裏話なら、この人」「この町一番の看板娘」などといった具合だ。ただ、ちょっとしたコメントでは、よくあるような単なる店主からのお店紹介コメントになってしまうので、しっかりとその人の知識・専門性などを紹介する必要がある。

 いずれにせよ、このような取り組みは面白いのではないかと思う。
 よく、人こそ観光資源などといった話はあるが、実際に、仕組みとして行っているところは、少ないだろう。
 このようにマップなどを作成し、しっかりと地域としての仕組みを機能させてみてはどうかと思う。

コメント