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地域おこしに成功例はあるのか?

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地域おこしをしっかり考えてみる

 地域おこし・地域活性化とよく言われるが、非常にあいまいな概念だ。

 何となくイメージがあるが、しっかりとした定義もなく、一般的に使用されている。
 ただこれでは、よくないと思っている。

 なぜならば、地域おこしを行っている人にとっても、地域おこしを応援している人にとっても、ゴールが定義されないことになるからである。地域おこしという概念自体が曖昧なままで、そのゴールは定義できない。

 そこで、やや抽象的な議論であるが、地域おこしという概念をしっかりと考えてみたいと思う。


地域の概念

 例えば、「地域」という言葉自体も曖昧で、首都圏などの都会を「地域」とする場合もあれば、テレビ番組などでも「地域経済の現状は?」というテーマで、東京の町工場が紹介されたりもしている。また、全国的に見れば、神奈川県などは都会の範疇に入るだろうが、東京からは「地域」とも言えよう。更に、東京であっても、奥多摩のように、一般的にイメージするような東京都は大きく異なるような地域もある。
 地域おこしという前に、「地域」という概念自体が非常に曖昧で、相対的な要素を含んでいる。

 ただ、地域おこしと言えば、比較的明確な部分もある。簡単に言えば、田舎の新しい取り組みというべきだろうか? 地域おこしの「地域」は、多くの場合、田舎を指しているとも言えよう。


地域おこしの概念

 とはいえ、やはり地域おこしの概念は、不明瞭なままだ。

 上記で述べたように、地域おこしの結果として何を望むのか、ゴールは何なのかがよく分からないからである。抽象的には、「地域が元気になる」ということがゴールになるのだろうが、これではよく分からない。

 この結果、何となく、新しいことにチャレンジしていたり、元気そうであれば、地域おこしを行っているという形になっている。しかし、このような状態であれば、地域おこしと言えるのかといえば疑問である。なぜなら、あくまでもこれらは状態であり、ゴールではないからだ。そして、「地域が元気になる」ということをゴールとしたとしても、これでは何が何だか分からない。元気になるためには、むしろ医療対策を強化したほうがいいともいえるからだ。

 すなわち、地域おこしというものを、田舎の新しいチャレンジと定義したとしても、ゴールが分からないままなのである。


何が言いたいかというと…

 よく地域おこしの成功例などが例示されているが、実は地域おこしの「成功」自体が、人それぞれで非常に曖昧だということだ。

 田舎の人が儲かれば、地域おこしが成功したとするならば、それはそれでいいと思う。しかし、地域おこしの概念にはそれ以上のものを含んでいると思う。「地域おこしは、地域をおこせない?」でも書いたが、地域おこしの成功例と言っても、その定義が変われば、決して成功とはいえない。むしろ、多くの成功例と言われるものは、単に田舎の人が儲かった話や田舎の高齢者が頑張っているという例に過ぎないと思う。これはこれで重要だが、地域おこしとは違うと思う。

 私は、地域おこしというもの定義をもう一度、考えたほうがいいと思う。
 別の機会に述べたいと思うが、地域おこしのゴールなどをしっかりと考えるべきだ。

 この意味で、私は地域おこしの成功例というものは、実はあまりにも乏しいのではないかと思っている。

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