スマホをかざすと、スマホから民謡が流れるという秋田県の日本酒が、話題のようだ。
仕組みとしては、スマホのアプリが画像を認識すると、そのスマホから歌が流れだすというものである。
Layarやセカイカメラなど少し前に流行ったアプリのようだが、このような例を見ると非常に面白く、様々な応用が可能であろう。
1つは、当然ながら日本酒だけではなく、和菓子・珍味など、様々な他の商品にも可能だということだ。また、歌に限る必要はなく、商品に対する説明などでいいだろう。動画なども可能ということから、ゆるキャラが踊りだすシーン出てくるなどといったものも面白い。
2つは、観光地の音声ガイドとしても、利用できるかもしれない。よく有名な観光地に音声ガイドが設置されているが、このアプリを使えば、もっと容易に様々なところで、音声ガイドやその観光地に関連した動画などを流し、観光客へのサービス向上を図ることができる。
3つは、コンテンツビジネスの新たな仕組みもできるかもしれない。CDなどが売れない時代である。このような中、CDの板を買ってもらう代わりに、商品を買ってもらうということも考えられる。有名歌手などに歌ってもらうことがいいかもしれないが、地域ということを考えると、その地域のご当地ソングなどを歌っている歌手やご当地アイドルなどとコラボすることがいいだろう。そして、そのようなコラボを通じ、ご当地アイドルなどの育成・盛り上げなどを行っていく仕組みが考えられる。
4つは、行政の施策などでも利用できるだろう。行政の広報紙などで、音声による案内なども可能だろう。また、行政が行っているコンテストなどでは、1位になった商品等について、首長や審査員からの応援メッセージを入れてもいいかもしれない。メッセージを入れたところでどうということはないのだが、その商品の信頼性を増させるといった効果が期待できる。
以上のように、様々な応用が考えられる。もっと他にもいろいろなアイデアがあるだろう。
このアプリ自体、どの程度の認識精度があるかなど、詳細については知らないが、非常に面白い取り組みが出てきそうだ。
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