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滝行ツアーが人気ということだが、ポイントは違うところにあるのだろう。

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 三重県名張の赤目四十八滝での滝行ツアーが人気を博しているそうだ。

外部リンク2013/08/13 伊勢新聞「滝行で〝リフレッシュ〟 名張、自分磨きツアー人気」


 昨年から始めたそうだが、滝行自体、体験型観光の典型なので、人気が出る要素はたっぷりある。またどこでも体験できるわけではないので、ある意味、当然の結果であろう。

 正直、このツアーの詳細については調べていないが、このときポイントは、滝行以外の観光をどうするか、リピーターとなってもらうような仕組みができているかである。

 滝行自体は数分で終わってしまう。それ以外の部分で、いかに魅力的なツアーにするかが重要だ。
 これにより、リピーターとなってもらえるかが決まってくるだろうし、地域として考えれば、波及効果も重要である。いくら素晴らしい体験でも、それ自体だけではもたない。食事や他の観光名所など、他の部分でも、魅力的でなければならないだろう。

 もう一つは、この滝行自体に、リピーターとなってもらう仕組みができているかである。
 「滝行」がメインであることから、ターゲッティングは比較的、明確である。想定されるのは、リフレッシュしたい人や精神を浄化したい人、パワースポット的な意味合いもあるだろう。この点で、繰り返し来たら、より自分自身のためになる、年に1回、自分を見つめ直す機会を設けるなどといった点で、仕組みを用意することが重要だ。例えば、座禅などスピリチュアルなサービスを実施したり、自分のためになる心理学的な講座などを行ってもいいだろう。

 つまり、折角の滝行という強いキーコンテンツがあるので、この強みを活かし、より効果を上げる工夫が必要だということだ。

 これはこの地域だけには限らない。むしろ、強いキーコンテンツがある場合、他の部分をなおざりにしてしまうことがある。
 しっかりと、周辺観光やリピーター獲得などの仕組みを考えておくことが重要だ。


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