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商品と観光地のリンケージ、重要なポイントだ。

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 観光地にいけば、必ずおみやげが売っている。また、地域をアピールした商品も多い。
 しかし実際に、商品と観光地がうまくリンクし、相乗効果を上げている例は少ないだろう。

 そのような中、玉造温泉の温泉水を利用した化粧水が売れているようだ。

外部リンク埼玉新聞 2013/06/15「サティス製薬の温泉水化粧品が人気 島根県松江と連携で開発」


 正直、化粧水に対してどれだけ温泉水の効果があるのか分からない。しかし、温泉水を活用した商品という点でも珍しく、地域の売上にも繋がっているということで、素晴らしいと思う。
 そして何よりも素晴らしいと思うのは、この化粧水が売れることで、玉造温泉の入浴客も増えているという点である。

 商品としても売上が上がり、かつ観光地としての知名度アップや入浴客の増加などの相乗効果が得られている。地域をアピールした商品は多いが、このような相乗効果があるようなものは少ない。

 ポイントは、温泉水と化粧水というものにあるのだろう。化粧水をつけている人は美しくなりたいと欲求があり、温泉もそのような欲求を満たしてくれるものである。温泉の利用者も化粧水の購入者も、いずれも美しくなりたいという点で、顧客ターゲットが合致しているのである。

 勿論、このようなことが実現するには、まず商品が売れなければならない。多種多様の商品がある中で、地域の産品などを使った商品が勝ち抜くのは難しい。

 ただ同時に、このような相乗効果があるものは他にもあるだろう。温泉水でいえば、化粧水だけでなく、スキンケア商品や石鹸などと組み合わせることも考えられる。

 他の地域でも、このような視点をもって、是非とも挑戦してほしいものだ。


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