5つの農業パターン

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 米が有名な県、畜産が強い県など、都道府県によって、強い分野がある。実際、各都道府県の農業産出額を見ると、都道府県によって穀類・野菜・果物・畜産などの割合が大きく異なる。

参考各都道府県の分析については「都道府県別分析

 そこで、どのようなパターンができ、各都道府県はどのパターンに属するかを調べてみた。次は、平成23年の農業生産額に関し、各都道府県の穀類・野菜・果物・その他作物・畜産・加工農産物の割合で、クラスター分析を行ったものである。


農業におけるクラスター分析

 どこで分けるかで異なってくるが、大きく分けて5つに分けられよう。
 まず、穀物型は、穀物の割合が高い都道府県である。北陸地方を中心としたパターンで、新潟県秋田県は別として農業産出額が小さい県が多い。「農業の問題は米である。」で述べたが、米の割合が高いため、今後、農業産出額という点では厳しい県である。
 畜産型は、畜産の割合が高い都道府県である。ただし、同じ畜産といっても、乳用牛が強い北海道や養豚が強い沖縄などがある。
 準畜産型・バランス型は、ある程度畜産の割合が高く、その他野菜やその他作物などの割合も高い都道府県である。畜産型ほど、畜産に特化しているわけでなく、全体の割合としてバランスがとれた都道府県である。
 野菜型は、野菜の割合が高い都道府県で、首都圏や関西圏など大都で多いパターンである。これは、東京・大阪などは元来、農業産出額が小さいが、新鮮さが要求される野菜については比較的栽培されているためである。また同様に、東京・大阪の周辺県でもその供給地として、野菜の割合が高くなった結果である。
 果物型は、果物の割合が高い都道府県で、りんご・みかん・ぶどうなどの有名な産地が含まれている。


農業のパターン

 どのパターンがいいかは、歴史・地理・環境など様々な要因があるため、一概には言えないが、逆に各都道府県では、そのような要因や自己のパターンを踏まえ、今後の農業分野の推進を図ったほうが良いだろう。

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