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6次産業化で忘れてはいけない、農産物の中間加工

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 七十七銀行が、地域ファンド「東北6次産業化ブリッジファンド」で仙台の野菜加工販売会社に1億円を出資することを決めた。
 出資金は、キャベツの千切り設備や低温加工場などに使われるという。


 どうしても農業の6次産業化というと、生産者などが自ら販売したり、生産者が加工品を作ったりするという例が多い。そして、野菜などの加工については、あまり取り上げられることは少ない。

 しかし、野菜などについては、このような加工設備は非常に重要だ。
 例えば、上記のキャベツの千切りにしても、少量ならいざ知らず、大量に処理するには手作業では非常に大変である。また当然ながら、洗浄や殺菌といった処理なども行わなくてはならない。

 そこで特に、大量に野菜などを必要とする飲食店チェーンなどは、自社で野菜などの加工工場を持っていたり、加工業者による野菜を使用している。例えば、長崎ちゃんぽんのリンガーハットは富士小山工場などで野菜を加工している。 

 6次産業化ということで生産者が進出してもいいし、それ以外の事業者が行ってもいいと思うが、中食や外食が増える中、野菜などの中間加工の重要性は増している。
 現実的には、量がなく採算が採れない場合も多いため、参入障壁になっている面もあるが、もっとこの分野について注目してもいいと思うのである。

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