経営学者クリステンセンが提唱した経営理論です。
市場を確保している既存の巨大企業は、従来品の改良・イノベーションに力を注ぎます。その間に、技術レベルは劣るが新製品を投入した新興企業が出てきて、巨大企業はその地位を奪われてしまうという現象です。
クリステンセンは、かつて大型コンピューターでチャンピオンだったIBMが、技術レベルの劣るミニコンの登場で、コンピューター市場でのチャンピオンの地位を奪われた例などを示しています。
参考
クレイトン・M.クリステンセン『イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)』
コメント