経済用語で、レントという概念・用語があります。
このレントについて、解説しています。
レント
レント(rent)とは、「準地代」などとも訳される、超過利潤などを意味する経済用語です。
独占や規制など競争が不完全であることで、完全競争に比べて、多くの利益を得ることができます。この完全競争以上の利益をレントと言います。
例えば、ある職業や産業が、資格や認可などで、独占業務となっていたり、保護されていたりするとします。そうすると、そのような資格や認可などがない人や企業は、その業務や産業に参入できず、供給が制限されます。
この結果、その資格や認可などを有している人や企業は、競争や供給が制限されるため、通常の競争では得られない特別な利益を得ることができます。この特別な利益が、レントです。
レントシーキング
レントは、特別な利益をもたらしてくれるため、このレントを求めようとする人や企業も登場してきます。
これをレントシーキング(rent seeking)といいます。
分かりやすい例としては、ロビー活動であったり、政府と密接に結びつくことで、規制や保護をかけてもらい、特別な利益(レント)を得ようとすることです。
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