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欧州野菜の地産地消

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 埼玉県で、欧州野菜の栽培が始まっているようである。
 昨年4月に研究会が立ち上がり、チーマディラーパ、ロマネスコ、フィノッキオ、ゴルゴなど約10種類の野菜を秋に収穫したという。

外部リンク2014/1/5 埼玉新聞「欧州野菜を地産地消 さいたまでヨーロッパ野菜研究会を結成」


 そもそもはレストランからの働きかけだそうだが、このようなニーズは、埼玉だけではないだろう。
 従来の野菜などをレストランに直接、卸しているようなところもあるが、食の多様化が進む中、新たなニーズに答え、新たな野菜を栽培するというのは、非常に面白いことだと思う。
 そして現在は飲食店向けにならざるを得ないが、一般的には、このようなレストランなどで使っている新しい野菜が消費者に根付き、家庭料理にも使われるようになるだろう。そのため、地道にこのような取り組みを続けていけば、やがて販路はレストランだけでなく、一般家庭にも広がっていくに違いない。

 ただ昨年は、高温多湿で収穫量は十分でなかったという。
 やはり新しい野菜を栽培するには、それなりの技術が必要であり、生産量を安定化させるには、何年かは要するだろう。また、上記の野菜の収穫期はいつなのかは分からないが、レストランの要望に応えるためには、周年栽培などの工夫も必要になるに違いない。

 この点でまだこの取り組みは始まったばかりで時間もかかるに違いない。
 ただ、現在はさいたま内のレストランだけだが、他の地域のレストランでも十分にニーズがあることを考えると、多く栽培したり、様々な栽培方法を試してみたりしても、十分に販売できる可能性も高い。この点で、早く栽培技術の確立などを図ることもできるかもしれない。

 いずれにせよ、長い目で見据え、地道にこのような取り組みを続けていってほしいと思う。

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