イノベータ―理論

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 新商品・サービスがどのように普及するかを分析したイノベーター理論について、解説しています。

内容

 イノベータ―理論(innovator theory)とは、アメリカの社会学者ロジャースによって提唱された理論です。
 (なお、呼び方としては、普及学、イノベーションの普及理論など、様々な言われ方がします)

 この理論は、新商品・サービスがどのような顧客によって、浸透していくかというプロセスを述べたものです。

 下図は、縦軸が採用者、横軸が時間を表したものです。


イノベータ―理論

 このとき、次のような人たちが商品の採用を決めていきます。

イノベータ―

 ある商品が場に投入されたとき、当初イノベータ―(Innovators:革新者)と呼ばれる新しいもの好きがその商品を採用します。イノベーターがその商品の場の入り口となりますが、2.5%しかおらず、他の顧客に対しての影響力は弱いです。

アーリーアダプター

 次に、流行に敏感で他の消費者に影響を与えるようなアーリーアダプター(Early Adopters:初期採用層)という層がその商品を採用します。
 このアーリーアダプターに採用されるかどうかが、その商品が場で浸透するか否かを左右するとされています。

 つまり、イノベータ―2.5%+アーリーアダプター13.5%の計16%の普及率が得られるかどうかが、市場浸透に関する一つのポイントだとも言われています。

 ただ、アーリーアダプターとマジョリティの間には大きな溝(キャズム)があるとも言われ、それまでとは異なったマーケティングやより一般的な商品が必要だとも言われています。また、市場浸透の普及率は、16%が一つの目安であると言われていますが、業種・分野などによっては異なる場合があります。

マジョリティ

 次に、マジョリティ(Majority:追随層)と呼ばれる多数者がその商品を採用します。

 マジョリティといっても2種類あり、多数派ではあるが比較的早く採用するアーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随層)と、多数派の中でも遅く商品を採用するレイトマジョリティ(Late Majority:後期追随層)がいます。マジョリティに採用されたときに、その商品は最も市場に広がっており、商品としては成熟期に入っています。

レガード

 最後に、流行に左右されず、保守的なレガード(Laggards:遅滞層)がその商品を採用します。このレガードに採用されたときには、その商品は衰退期に入っています。

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