基本情報
概要
鳥取県の県庁所在地は鳥取市で、面積は3,507.3k㎡(全国40位)とやや小さな県である。
また、鳥取県は、島根県、岡山県、広島県、兵庫県の4軒と隣接している。
県内市町村
参考指定都市等については「市の区分」
政令市 | - |
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中核市 | - |
特例市 | 鳥取市 |
市 | 米子市、倉吉市、境港市 |
町 | 岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町、大山町、南部町、伯耆町、日南町、日野町、江府町 |
村 | 日吉津村 |
インフラ
港湾
鳥取県には、重要港湾が2港、地方港湾が4港ある。なお、境港は鳥取県・島根県による境港管理組合が港湾管理者となっている。
国際戦略港湾 (0) | - |
---|---|
国際拠点港湾 (0) | - |
重要港湾 (2) | 鳥取港、境港(島根県との共同管理) |
地方港湾 (4) | 田後港(※)、米子港、赤碕港、逢坂港 |
空港
拠点空港 | 会社管理空港 | - |
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国管理空港 | - | |
特定地方管理空港 | - | |
地方管理空港 | 鳥取空港 | |
共用空港 | 美保飛行場 | |
その他空港 | - |
地域鉄道事業者
中小民鉄 (0) | - |
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第三セクター (2) | 智頭急行(56.1)、若桜鉄道(19.2) |
人口
戦前から緩やかに人口を伸ばしていたが、太平洋戦争中に人口はいったん減少。戦後、人口を大きく伸ばすが、1950年代後半からは人口流出で、人口は減少する。1970年代中頃には人口流出は減少し始め、再び人口は増加し始める。しかし、1990年代ごろからは人口流出などもあり、人口は停滞し、現在、人口は減少している。
県内GDP
名目GDP
鳥取県の名目GDPは、1990年後半には約2.2兆円あったが、現在では約1.9兆円で全国47位(2009年度)の経済規模である。
名目GDPの比率(2009年)を見ると、最も大きいのが民間消費の58.9%、次に政府支出の41.0%となっている。全県計と比較すると、移出入等はマイナスで、その分を民間消費や政府支出で補っていることが分かる。特に全国で見ても政府支出の比率が非常に高く、非常に政府依存度の高い経済構造であることがいえる。
成長率で見ると、2005年度には大きな落ち込みがあったが、全般的に全県計と同様の傾向がうかがえる。寄与度を見ると、2000年代中頃以降、民間投資と移出入等がプラスのときはGDP成長率も上昇し、民間投資と移出入等がマイナスのときはGDP成長率も落ち込んでいるという傾向が見られる。
産業別比率では、サービス業の比率が最も大きく(22.6%)、次に政府サービス生産者(17.9%)、製造業(15.0%)となっている。特化係数で見ると、農林水産業と政府サービス生産者が特化していることが分かる。
1人当たり県民所得
鳥取県の1人当り県民所得は、全県計よりも一貫して低く、2009年度には220万円で全国42位である。
増加率で見ると、全県計が2000年代中頃にはプラスとなっているのに対して、2004年度・2006年度を除けば鳥取県は2000年代を通じて、マイナスとなっている。
所得乗数
参考地域所得モデル
物価
鳥取市の消費者物価指数は、全国平均と同様に低下傾向にある。また、地域差指数で全国平均と比較すると、鳥取市は全国平均の100を前後した動きとなっている。
労働
失業率・有効求人倍率
鳥取県では、失業率は全国平均以下だが上昇傾向にあり、有効求人倍率も低下傾向で近年は0.5~0.8で推移しており、雇用環境はよくなく、今後の更なる悪化が懸念される都道府県である。
産業
農業
鳥取県の農業産出額は、平成23年には676億円で全国39位である。
指数を見ると、ここ数年は、全国と同様に低下傾向が見られるが、鳥取県の落ち込みは小さい。
農業産出額の比率については、畜産の比率が34.3%で最も高く、次に野菜の28.18%となっている。
特化係数で見ると、加工農産物やその他作物の値は小さいが、総じて1に近く、全国平均に近い構造となっている。
参考特化係数
林業
2011年の鳥取県の林業産出額は、206千万円で全国38位である。2000年代初頭から中頃にかけ落ち込みを見せたが、2000年代中頃から後半には150千万円強で落ち着いていた。そして2010年に大きく上昇し、200~250千万円の産出額となっている。これを2001年を100とした指数でみると、全国的に落ち込む中、2000年代中頃には全国よりも大きな減少となっていたが、2010年前後には全国よりも高い水準や全国並の水準となっている。
鳥取県の林業産出額の比率(平成23年)は、木材生産が最も高く70.4%、次に栽培きのこ類生産の29.6%となっている。特化係数で見ると、木材生産が1.43で特化している。
漁業
2010年の鳥取県の漁業生産額(海面)は約160億円で、39都道府県中24位である。2000年代には上昇を続け、2000年代中頃約190億円まで上昇したが、2009年・2010年に大きく落ち込み、現在に至っている。なお、2003年を100とした指数でみると、全国と同様に推移している。
また、2010年の鳥取県の内訳を見ると、魚類が67.4%でトップで、2位はかに類の15.3%、3位はいか類の12.2%となっている。全国の比率と比較するため特化係数を見ると、ずわいがにの産地であるかに類が大きく特化しており、いか類も1.5と特化している。
製造業
鳥取県の製造業については、別途まとめています。
商業
卸売業
鳥取県の卸売業の販売額は、2007年には約0.7兆円で、全国46位である。1990年代中頃には増加を見せたが、全般的には減少傾向が続いている。
1991年を100とした指数を見ると、1990年代中頃を除けば、全般的に全国と同様の傾向で推移しており、2007年には全国以下の水準となっている。
小売業
鳥取県の小売業の販売額は、2007年には約0.6兆円で、全国47位である。1990年代中頃までは増加していたが、1990年代後半より減少が続いている。
1991年を100とした指数を見ると、全国と同様の動きを示しているが、全国以上の水準で推移している。
W/R比率
地域金融
金融機関
地方銀行 | 鳥取銀行 |
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第二地銀 | - |
信用金庫 | 鳥取信用金庫、米子信用金庫、倉吉信用金庫 |
信用組合 | - |
預貸率
預金は増加傾向、貸出は約1.1兆円前後で推移している。預貸率は元来、全国平均よりも低く、全国平均と同様に低下している。
参考預貸率
民放メディア
民放テレビ局は、日本テレビ系・TBS系・フジテレビ系の3局となっている。なお、この3局いずれも、鳥取県・島根県2県で放送を行っている。
テレビ局
日本テレビ系 | TBS系 | フジテレビ系 | テレビ朝日系 | テレビ東京系 | 独立系 |
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その他のメディア
民放のラジオ局・FM局については、他の多くの都道府県と同様にそれぞれ1局ずつとなっている(ただし、鳥取県・島根県の2県で放送)。
(朝刊、世帯普及率、2012年7月~12月平均)
地方紙 | 中国新聞(ブロック紙)、日本海新聞 |
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ラジオ局 | 山陰放送(BSS)(島根県も放送対象) |
FM局 | エフエム山陰(島根県との広域放送) |
文化・教育機関
美術館
大学
鳥取県には、国立大学が1校、公立大学が1校、私立大学が1校の計3校の大学がある。島根県と並び、全国で最も大学数の少ない県である。
国立大学 (1) |
鳥取大学 |
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公立大学 (1) |
鳥取環境大学 |
私立大学 (1) |
鳥取環境大学 |
短期大学 (0) |
- |
(※)大学名の後の()内は、キャンパス・サテライトなど
スポーツ施設
公営競技場
鳥取県には、公営競技場は1つもない。
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