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TFP


概要

 TFP(total factor productivity)とは、全要素生産性と訳されるもので、経済における技術水準を表す指標である。

 生産するに当たっては、労働と資本が投入されるが、それのみでは生産力が決まるわけではない。
 当然ながら、それ以外の技術・知識・ノウハウなどによっても、影響される。その技術力などを表す指標として用いられるのが、TFPである。


成長会計

 このTFPを測定される手法として用いられるのが、成長会計というものである。

 これは、次の式から計算できる。

  TFPの増加率 = GDPの増加率 – a × 資本の増加率 – b × 労働力の増加率

 GDP・資本・労働力の増加率は、各種の統計から、データを得ることができる。また、aやbの係数は、回帰分析やある種の仮定を置くことで統計データから計算することができる。

 そして、GDPの増加率から、資本や労働力の増加を差し引くことで、その余りとして、技術水準であるTFPを計算することができる(余りを計算するということで、これを考え出した経済学者の名前をとり、「ソロー残差」などとも言われる)。


数値例

 例えば、GDPの成長率が2%、資本の増加率は3%、労働力の増加率は-1%とする。そして仮設的に、aは0.4、bは0.6とする。
 そうすると、

  TFPの増加率 = 2% – 0.4×3% -0.6×(-1%) = 1.4%

となる。
 この経済においては、資本は3%増加したが、労働力は1%減少してしまった。しかし、1.4%の技術向上などがあり、GDPとしては2%の成長ができたことを表している。







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