公共財

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 「公共財」とは、政府などにより提供される財・サービスのことである。
 例えば、警察・防衛・司法などが、公共財の代表である。

 ただ、経済学においては、政府などが提供しているかどうかという基準ではなく、「非競合性」と「排除不可能性」(「非排除性」)の2つの概念から、公共財は定義される。

 非競合性とは、ある人の消費が他の人の消費を減らさない財のことである。
 例えば、テレビなどがその例であろう。テレビ放送は、他の人が見ていても、自分でもいくらでも見ることはできる。

 「排除不可能性(非排除性)」とは、ある人の消費に対して、それを排除することが難しい財のことである。
 例えば、道路などは高速道路などの例もあるが、一般的な道路について、その道路を使わせないようにするには、非常にコストがかかる。

 この「非競合性」と「排除不可能性」の2つを兼ね備えた財が、「公共財」と呼ばれるものである。

 更に、「公共財」の中でも、非競合性や排除不可能性において、不完全な場合がある。例えば、道路などは公共財と言えるが、多く利用すると混雑などが生じてしまう。
 このことから、公共財は、非競合性や排除不可能性が完全に近い場合を「純粋公共財」、そうでない場合を「準公共財」と分類することができる。

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