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広島県の地域経済

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基本情報

概要

 広島県の県庁所在地は広島で、面積は8,479.7k㎡(全国10位)とやや大きな県である。
 また、広島県は同じ中国地方の岡山県鳥取県島根県と陸上で、四国地方の愛媛県香川県とは海上で隣接している。特に、愛媛県とは新尾道大橋など複数の橋により、陸上交通でもつながっている。

面積(※) 8,479.7k㎡ (2.2%)
(全国 10位)
県庁所在地 広島
旧令制国 安芸国、備後国
隣接都道府県 岡山県鳥取県島根県山口県愛媛県(海上で隣接)、香川県(海上で隣接)
 (※)国土地理院「平成24年全国都道府県区町村別面積調」、パーセントは全国比率、順位は全国順位
広島県の地図


県内市町村

 広島県は、14市9町の計23市町村から構成されており、市町村数は少ない。県庁所在地の広島市が指定都市に、福山市が中核市に、呉市が特例市に指定されており、村がないこともあり、市の比率が60.9%と高くなっている。

参考指定都市等については「市の区分

広島県の市町村の比率(平成25年1月1日現在)

広島県の市町村の比率


政令市 広島市(中区、東区、南区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、佐伯区)
中核市 福山市
特例市 呉市
竹原市、三原市、尾道市、府中市、三次市、庄原市、大竹市、東広島市、廿日市市、安芸高田市、江田島市
府中町、海田町、熊野町、坂町、安芸太田町、北広島町、大崎上島町、世羅町、神石高原町


インフラ

港湾

 広島県には、国際拠点港湾の広島港があり、重要港湾が3港、地方港湾が40港ある。

国際戦略港湾 (0)
国際拠点港湾 (1) 広島港
重要港湾 (3) 福山港、尾道糸崎港、呉港
地方港湾 (40) 横田港、中浜港、土生港、重井港、瀬戸田港、忠海港、竹原港、鮴崎港、木江港、大西港、御手洗港、蒲刈港、川尻港、釣士田港、大柿港、鹿川港、厳島港、大竹港、千年港、佐木港、小用港、中田港、生口港、三高港、須波港、安芸津港、阿伏兎港、福田港、椋浦港、小用港、吉悪港、波多見港、奥の内港、袋の内港、大迫港、大須港、鷲部矢の浦港、津久茂港、内海港、鹿田港
(※)は、避難港湾


空港

拠点空港 会社管理空港
国管理空港 広島空港
特定地方管理空港
地方管理空港
共用空港
その他空港


地域鉄道事業

中小民鉄 (1) 広島電鉄(35.1)
第三セクター (0)
※()内は、営業Kmである。


人口

 戦前から大きく人口を伸ばしていたが、太平洋戦争時の疎開や原爆で人口は減少。戦後は、人口流出などもあったが、それ以上の自然増で人口は増加する。1970年代からは人口流入もあり大きな増加を続ける。その後、人口増加率は低下し、2000年代からは人口減少となっている。

広島県の人口

広島県の人口

広島県の人口増加率

広島県の人口増加率


県内GDP

名目GDP

 広島県の名目GDPは、1990年後半には約12兆円あったが、現在では約10.8兆円で全国11位(2009年度)の経済規模である。
 名目GDPの比率(2009年)を見ると、最も大きいのが民間消費の53.1%、次に政府支出の26.0%となっている。全県計と比較すると、移出入等が若干低く、民間投資と政府支出が若干大きいものの全県計に近く、全国平均的な経済構造といえる。

広島県の名目GDP

広島県の名目GDP

広島県の名目GDP比率

広島県の名目GDP比率

 成長率で見ると、増減はあるものの2000年代中頃にプラス成長になり、2000年代後半にはマイナスになるという全県計と同様の傾向がうかがえる。寄与度を見ると、2000年代以降、民間投資の増減が、GDP成長率のプラスマイナスに繋がっている傾向が見える。

広島県の名目GDP増加率

広島県の名目GDP増加率

広島県の名目GDP増加率(寄与度)

広島県の名目GDP増加率(寄与度)


 産業別比率では、製造業の比率が最も大きく(22.3%)、次にサービス業(20.4%)、不動産業(13.4%)となっている。特化係数で見ると、全体的にバランスがとれているが、鉱業、農林水産業、金融・保険業の係数がやや小さいことが分かる。

広島県の産業別GDP比率(平成21年度)

広島県の産業別GDP比率

広島県の産業別特化係数(平成21年度)

広島県の産業別特化係数
 参考特化係数


1人当たり県民所得

 広島県の1人当り県民所得は、全般的に全県計並みで、2009年度には269万円で全国14位である。
 増加率で見ると、2000年代中頃には全県計がプラスとなっている中、広島県はプラスマイナスを繰り返しており、2000年代後半には全県計同様、大きな落ち込みを見せている。

広島県の1人当たり所得

広島県の1人当たり所得

広島県の1人当たり所得(増加率)

広島県の1人当たり所得(増加率)


所得乗数

 地域所得モデルを用いて乗数を計算すると、2009年度の広島県の県民所得に対する乗数は1.59で、全国25位である。推移を見ると、2000年代に入り、移出入比率(移出÷移入)の低下もあり、低下傾向を示している。その結果、2000年代初めには全県計よりも大きかった乗数は、2000年代中頃には全県計よりも小さくなっている。

参考地域所得モデル

広島県の所得乗数の推移

広島県の所得乗数の推移


物価

 広島市の消費者物価指数は、全国平均と同様に低下傾向にある。また、地域差指数で全国平均と比較すると、広島市は平成15年から全国平均よりも高く、その差は拡大傾向が見られる。

広島市の消費者物価指数(平成22年基準)

広島市の消費者物価指数

広島市と全国平均の比較(地域差指数)(※)

広島市と全国平均の比較(地域差指数)

 (※)平成12年~平成16年は平成12年基準、平成17年~平成21年は平成17年基準、平成22年は平成22年基準


労働

失業率・有効求人倍率

 広島県では、失業率は全国平均以下の3~4%で、有効求人倍率も全国平均以上で全国平均と同様の動きで推移しており、あくまでも全国と比較すると雇用環境は比較的よい都道府県である。

広島県の完全失業率

広島県の完全失業率

広島県の有効求人倍率

広島県の有効求人倍率


産業

農業

 広島県の農業産出額は、平成23年には1,074億円で全国29位である。
 指数を見ると、ここ数年は、全国は低下傾向を示す中、広島県ではおおよそ平成15年の産出額を維持している。

(注)2000年代以降、農業産出額は一般的に減少が続いているため、どれだけ減少したかを見るため、増加率ではなく、指数をとっている。
広島県の農業産出額

広島県の農業産出額

広島県の農業産出額(指数)

広島県の農業産出額(指数)

 農業産出額の比率については、畜産の比率が37.2%で最も高く、次に穀類の26.7%となっている。
 特化係数で見ると、果物の1.54が最も高くなっている。

広島県の農業産出額(比率)(平成23年)

広島県の農業産出額(比率)(平成23年)

広島県の農業産出額(特化係数)

広島県の農業産出額(特化係数)
 参考特化係数


林業

 2011年の広島県の林業産出額は、815千万円で全国16位である。2003年には約500千万円弱の産出額であったが、その後上昇傾向を示し、現在では約800千万円の産出額となっている。これを2001年を100とした指数でみると、全国的に落ち込む中、広島県では逆に増加傾向を示し、2001年の水準に比べ約3割増加した産出額となっている。

(注)2000年代以降、林業産出額は一般的に減少が続いているため、どれだけ減少したかを見るため、増加率ではなく、指数をとっている。
広島県の林業産出額

広島県の林業産出額

広島県の林業産出額(指数)

広島県の林業産出額(指数)

 広島県の林業産出額の比率(平成23年)は、栽培きのこ類生産が最も高く61.6%、次に木材生産の37.7%となっている。特化係数で見ると、林野副産物採取が1.98、栽培きのこ類生産が1.25と特化している。

広島県の林業産出額の比率(平成23年)

広島県の林業産出額の比率(平成23年)

参考林産物の種類

広島県の林業産出額の特化係数

広島県の林業産出額の特化係数
 参考特化係数


漁業

 2010年の広島県の漁業生産額(海面)は約70億円で、39都道府県中33位である。おおよそ100億円~110億円で推移しているが、2009年・2010年に大きく落ち込んでいる。なお、2003年を100とした指数でみると、全国と同様の動きをしているが、2007年以降は全国よりも落ち込みが大きい。

(注)2000年代以降、漁業産出額は一般的に減少が続いており、どれだけ減少したかを見るため、増加率ではなく、指数をとっている。
広島県の漁業生産額(海面漁業)

広島県の漁業生産額(海面漁業)

広島県の漁業生産額(海面漁業)(指数)

広島県の漁業生産額(海面漁業)(指数)

 また、2010年の広島県の内訳を見ると、魚類が76.0%でトップで、2位はたこ類の9.0%、3位はえび類の4.6%となっている。全国の比率と比較するため特化係数を見ると、たこ類が大きく特化しており、えび類も1.7と特化している。

広島県の漁業生産額(海面漁業)の比率(2010年)

広島県の漁業生産額(海面漁業)の比率(2010年)

広島県の漁業生産額(海面漁業)の特化係数

広島県の漁業生産額(海面漁業)の特化係数

 参考特化係数


製造業

広島県の製造業については、別途まとめています。

広島県の製造業


商業

卸売業

 広島県の卸売業の販売額は、2007年には約8.7兆円で、全国8位である。1990年代より一貫して減少している。
 1991年を100とした指数を見ると、全般的に全国よりも落ち込みは大きくなっている。

(注)1990年代以降、卸売業の販売額は一般的に減少が続いており、どれだけ減少したかを見るため、増加率ではなく、指数をとっている。
広島県の卸売業の年間商品販売額

広島県の卸売業の年間商品販売額

広島県の卸売業の年間商品販売額(指数)

広島県の卸売業の年間商品販売額(指数)


小売業

 広島県の小売業の販売額は、2007年には約3.1兆円で、全国11位である。1990年代中頃までは若干増加していたが、1990年代後半より減少し、2000年代からはおおよそ3兆円で推移している。
 1991年を100とした指数を見ると、全国と同様の動きを示しており、全国並の水準で推移している。

(注)1990年代以降、小売業の販売額は一般的に減少が続いており、どれだけ減少したかを見るため、増加率ではなく、指数をとっている。
広島県の小売業の年間商品販売額

広島県の小売業の年間商品販売額

広島県の小売業の年間商品販売額(指数)

広島県の小売業の年間商品販売額(指数)


W/R比率

 広島県のW/R比率は、2007年には2.81で全国42位の低さとなっている。全国同様に低下傾向を示しているが、全国よりも若干W/R比率は小さく、その低下幅は若干大きい。
広島県のW/R比率

広島県のW/R比率

 参考W/R比率


地域金融

金融機関

地方銀行 広島銀行
第二地銀 もみじ銀行
信用金庫 広島信用金庫、呉信用金庫、しまなみ信用金庫、広島みどり信用金庫
信用組合 広島市信用組合、広島県信用組合、信用組合広島商銀、呉市職員信用組合、両備信用組合、備後信用組合


預貸率

 預金は増加傾向、貸出は2000年代中頃に低下したが、近年は若干回復し約7.5兆円で推移している。預貸率は元来、全国平均よりも低くかったが、近年は全国平均並みになっている。

広島県の預金・貸出額

広島県の預金・貸出額

広島県の預貸率

広島県の預貸率
 参考預貸率


民放メディア

 民放テレビ局は、日本テレビ系・TBS系・フジテレビ系・テレビ朝日系の4局となっている。

テレビ局

日本テレビ系 TBS系 フジテレビ系 テレビ朝日系 テレビ東京系 独立系
広島テレビ(広テレ)(HTV)
中国放送(RCC)
テレビ新広島(TSS)
広島ホームテレビ(HOME)


その他のメディア

 新聞については、ブロック(販売地域が複数の都道府県に跨る地方)の中国新聞が約5割の世帯普及率を誇っており、地方紙が高いシェアを有している。また、大陽新聞などの地域新聞も発行されている。
 民放のラジオ局・FM局については、他の多くの都道府県と同様にそれぞれ1局ずつとなっている。
広島県の新聞シェア

広島県の新聞シェア
(朝刊、世帯普及率、2012年7月~12月平均)


地方紙 中国新聞(ブロック紙)、大陽新聞(備後地方)、西広島タイムス
ラジオ局 中国放送(RCC)
FM局 広島エフエム放送


文化・教育機関

美術館

国立美術館
公立美術館 尾道市立美術館、広島県立美術館、広島市現代美術館、東広島市立美術館
私立美術館 ふくやま美術館、なかた美術館、ひろしま美術館、ウッドワン美術館


大学

 広島県には、国立大学が1校、公立大学が3校、私立大学が17校、短期大学が6校、計28校の大学がある。なお、公立大学において、市立大学が3校もあるのは珍しい。

国立大学
(1)
広島大学
公立大学
(4)
尾道市立大学、県立広島大学、広島市立大学、福山市立大学
私立大学
(17)
エリザベト音楽大学、呉大学、日本赤十字広島看護大学、比治山大学、広島経済大学、広島工業大学、広島国際大学、広島国際学院大学、広島修道大学、広島女学院大学、広島文教女子大学、福山大学、福山平成大学、安田女子大学、広島都市学園大学、広島文化学園大学、近畿大学(広島)
短期大学
(6)
山陽女子短期大学、鈴峯女子短期大学、比治山大学短期大学部、広島国際学院大学自動車短期大学部、広島文化学園短期大学、安田女子短期大学
(※)国立大学には文部科学省以外の省庁所管の学校や大学院大学を、公立大学には公立短期大学を含めており、短期大学は短期大学部も1校としている。
(※)大学名の後の()内は、キャンパス・サテライトなど


スポーツ施設

公営競技場

広島県には、競輪場が1つ、競艇場が1つある。

競馬場
競輪場 広島競輪場
競艇場 宮島競艇場
オートレース場
(*)は中央競馬場

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