意外といいかも。ジョン万次郎の4コマ漫画。
ジョン万次郎資料館のHPで掲載している4コマ漫画が100回を突破したというニュースを見つけた。
ニュース自体は大したことがなく、紙面が空いたため、取り上げられたような感じもする。
ただ、正直、このようなことが行われていることについて知らず、気になったので、ジョン万次郎資料館のHPを見てみた。
内容については個人の趣味などがあるためさておき、書く作業は勿論、ネタ探しなども行わなければならないことを考えると、職員が2年間も書き続けたということは非常に大変だったと思う。
思うに、非常に地道であるが、このような取り組みは意外とおもしろいかもしれない。
1つは、マンガ自体は珍しいことではないが、4コマ漫画という形態で、ジョン万次郎をゆるキャラのようにコンテンツキャラクターとして扱っている点である。そうすることで、取っつきやすく、親しみも湧く。随所に、ジョン万次郎の情報を入れることで、勉強にもなる。当然ながら、マンガのジョン万次郎のファンという人も出てくるだろう。
2つは、量が増えてくると他も読みたくなり、よりその博物館が取り上げている題材(今回はジョン万次郎)を知りたくなる。更に、量が増えると、キャラクターも出来上がってくるため、他への2次展開が可能となる。
3つは、何より情報発信ということができるということである。博物館という施設である以上、イベント展示などを行ったりする以外は、情報発信が難しい。
そこで、博物館職員のブログなどを掲載していることもあるが、あくまでも興味があるのは、博物館に関連したテーマであり、職員についてではない。つまり、ニーズとは合っていないということである。
しかし、今回のジョン万次郎の漫画のような形態だと、ニーズとも合っており、博物館としても、定期的な情報発信を行うことができる。言い方を変えると、ネットにおいては、生きた情報・ネタが必要となるが、定期的なネタを用意することができるということである。
上記でも書いたが非常に地道である。
しかし、以上のことを考えると、意外とこのような取り組みは面白いかもしれない。
ただ残念ながら、もっと漫画を大きくしたりするなど、HPづくりを工夫したほうがいいように思うが…。
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