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チャレンジングだった観光案内所の閉鎖


 滋賀県の大津市が京都の京阪電鉄三条駅に観光案内所を設けていたが、今回、閉鎖することを決めたようだ。

外部リンク2013/12/6 京都新聞「京阪三条の案内所、閉鎖へ 「びわ湖大津観光」


 京都に来た観光客に対して、大津にも足を伸ばしてもらおうと、昨年10月に開設。しかし、1年強という短い期間のあっという間の閉鎖。

 理由としては、今年11月には9435人の訪問があったが、今年9月には最少の3585人となり季節性が大きく、観光部長の「会話を通じて、観光案内ができた人は、時季によって大きな差があった。常時職員を配置する方法は見直す」との発言の通り、常設的に職員を配置することに、費用対効果という面で疑義が生じたからだろう。

 また、実際の利用者の利用方法を見ると、大津観光に関する問い合わせは17%、逆に、京都の観光や駅に関する問い合わせが36.1%となっており、大津のPR効果が小さかったこともある。

 そもそも、このような観光案内所の開設自体が、問題だったとも考えられる。京都を見たくて来た観光客に、大津をPRするというのだから、ラーメン屋に来た人にカレーを勧めるようなもので、ターゲットとしては的外れだからである。

 また、大津の観光パンフレットの持ち帰りは46.9%だったということだが、多分、観光客ではなく、京都の地元の人が持って帰った場合も多いだろう。その点で、観光客をターゲットに据えるのではなく、身近な観光地として、京都の人をターゲットにPRを行ったほうが良かったのではないかとも思う。

 ただ逆に言えば、そこを敢えてやろうとしたのだから、私は非常にチャレンジングな取り組みだったと思う。
 頭の中だけで考えずに、実際にやってみた大津市のそのチャレンジ精神を、私は高く評価したいと思う。

 今後は、時季に応じて、業者に委託して出張観光案内所を開設していくそうだが、このようなチャレンジングな取り組みをひるまずに、継続していってほしいと思う。







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