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戦国時代の料理を復活! ちょっと気になる点…。


 以前、「大麻栽培復活! 復活ビジネスというものもあるかもしれない。」で、復活ビジネスを進めたらいいのではと書いたが、大分県で、戦国時代や大友宗麟時代の料理を復活させた弁当を開発したという記事を見つけた。
 また、石川県では、江戸時代のワインを復活させたという。

外部リンク2013/11/5 大分合同新聞社「「府内南蛮味めぐり」 弁当で知る宗麟時代」
外部リンク2013/11/7 北國新聞「加賀藩のぶどう酒再現 能登ワイン


 ただ、料理を復活させる場合、いくつかの注意が必要だろう。

 1つは、どうしても歴史的な書物だけに頼ることになるので、作り方に不明な点があるということだろう。どうしても古文書だけでは分からない点もあるだろうし、食材・調理料などは当時と異なってくるため、難しい点があるということだ。

 もう1つは、味を復活できたとしても、現代人の味覚にあるかどうかがポイントになる。過去の人とは味覚が当然異なるし、時代によって流行り廃りもある。歴史に近づけようとすると、現在人としてはあまりおいしくないということにもなりかねないし、現在に味を寄せようとすると、復活とは言い難くなる。

 また味だけではなく、販路についても考慮したほうがいい。
 どうしても、弁当など最終商品として販売しているようだが、旅館やホテルなどと提携し、観光ツアー客向けに提供するといった仕組みも検討したらいいだろう。

 このような料理の場合、復活した料理だけでは、ボリュームとして足りないことがある。上記の「府内南蛮味めぐり」では、復活した料理だけではなく、郷土料理などもおかずに加えている。
 また、通常の店頭販売などとなると、数々の地元のものがある中で、埋没しやすい。しかし、旅館・ホテルで提供すれば、そのようなことにはなりにくい。旅館・ホテルとしても、物語性を有しているので、通常の地元料理などとは異なった説明ができ、顧客とのコミュニケーションが生まれるため、メリットがあるだろう。上記のワインのように、単に地元のワインだという話になると、そのワインの素晴らしさを伝えるには、専門的で細かなぶどうの品種や製造方法などを伝えるしかないが、このような復活ワインだと、旅館・ホテルとしても、話がしやすい。更に、その歴史などに関連した、ちょっとした案内などを用意しておけば、観光客間でも話が広がるだろう。

 以上のように、復活プロジェクトならではの難しさがあったり、工夫・仕掛けも用意したほうがいいと思うが、このような取り組みは、地域独自のものであり、その地域の文化や歴史を感じさせてくれるので、非常に面白いと思う。







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