プラットフォームという行政の重要な機能

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 徳島県で、観光パスポート事業というものを始めたようだ。
 クーポンやスタンプラリーといった機能がついており、宿泊施設や観光施設など280施設も参加するという。

外部リンク013/10/17 日本経済新聞「徳島県、観光パスポート事業 280施設参加


 割引を受けられたり、スタンプラリーによる抽選会など、はっきり言って、取組み自体はどうということはない。
 しかし、最初に280施設も参加するというのは、なかなか大変だったのではないかと思う。業界団体などを通じて、参加施設などを募ったりもしたのだろうが、新しい取り組みで、各施設に対してPRや説明を行う必要があり、結構、労力がかかったことが予想される。

 ただこの例から思うのは、このような取りまとめ・声掛けなどは、行政の重要な役割だということだ。

 大企業ならいざ知らず、地域の一企業・事業者などでこのようなことを行おうとしても、なかなか難しい。知名度がなかったり、信用がなかったりするためだ。

 しかし、この点で、行政は優位性がある。行政といっても命令ができるわけではなく、協力をお願いすることになるが、何よりも信用力などがあるため、すんなりと参加者を募りやすい。
 ついつい行政の行うことというと、施策・事業・規則などを思い浮かべるが、これこそ行政の重要な役割だと思う。この徳島県の例では割引などに予算をどれだけかけているか分からないが、参加者を呼びかけるという点では、(人件費を除き)予算もかかっていない。

 勿論、参加してもメリットなどがなければ、参加者は減っていくだろう。ただ、このような仕組みなどをまず立ち上げるには、行政の役割は非常に効いてくる。特に、地域づくりや観光などは、多くの事業者などが絡んでくることから、一層、このような行政の優位性は役に立つ。

 声をかけるということ自体、行政責任を伴ったりもするため、やりにくい面もあるが、地方自治体はもっと、このような機能・役割を再認識し、地域づくりや観光などを進めたほうがいいと思う。

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