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スポーツも資金繰りが重要だ、アビスパ危機


 サッカーJリーグのアビスパ福岡が経営危機だそうだ。

 営業収入を約9億6千万円見込んでいたが、スポンサー収入の減少で約8億2千万円に留まり、このままでは11月には約5千万円の資金が不足することになるという。ただこれは今に始まったことではなく、5月には資金繰りが厳しくなり、運転資金を借りて、チームを運営してきたが、今回借入先が見つからず、現在のような状況に至ったという。

外部リンク2013/10/16 西日本新聞「アビスパ危機 経営難 資金5000万円不足 Jリーグ退会も」


 これを見て、改めてスポーツでも資金管理の重要性を感じる。

 たぶん5月の時点で資金繰りが厳しくなりそうだというとき、借入先には、観客数の伸びがあるから、お金を貸してほしいと言っていたのだろう。しかし、観客数に大きな伸びがなく、折り返し融資を得ることができずに、資金が不足することになったのだろう。

 特に、Jリーグも終盤に近付いているため、試合による観客入場料収入は少なくなる。
 年間約9億6千万円の収入を見込んでいたので、月商では8千万円。単純に収入=費用と考えると、月間8千万円の資金が必要であり、今後、観客入場料収入が数か月間、少なくなっていくのだから、億単位の資金が不足することになるだろう。

 そもそも、サッカー自体のビジネスモデルを考えると、入場料収入は大きな要素であり、現金商売なので、運転資金需要は少ない業種である。その点で、金融機関も貸しにくい面もあるのかもしれない。

 このように考えると、財務面での失敗が今回の事態を招いたといえよう。

 上記で述べたように、11月を乗り切ったとしても、試合数が今後少なくなる中で、資金繰りは厳しい状況が続くだろう。
 また、債務超過のチームは、Jリーグが退会となってしまう。本年度は約1億円以上の赤字となる見通しで、債務超過になる可能性が高いとも言われている。そうなると、Jリーグから退会、大幅な収入減となるため、資金繰りどころか、一気にアビスパ福岡はなくなってしまうだろう。

 サポーターなどが応援したりとするだろうが、今から大きな売上を上げるのは、厳しい状況である。
 仮に大きな広告主などがついたとしても、売上は実現主義なので、売上に勘定するには、広告が掲載されなければならず、間に合わない。
 となると、アビスパ福岡がこの経営難から逃れるのは、資金金注入しか残されていないのではないかと思う。

 地域のクラブチームであり、是非とも存続してほしいものである。







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