地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

土地の集約を考えてもいいかもしれない。


 街を集約させようというコンパクトシティという考えがある。これは、街中に住民を集めて、公共サービスの効率化を図り、財政削減を行おうというものである。また、住民にとっても、あまり人のいない地域にいるよりは、公共・民間サービスが受けやすいので、利便性も増すという利点もある。青森市や富山市などの取組みが有名だ。

 また先日も、「致し方ない公共施設の削減」で書いたが、公共施設の削減という取り組みも始まっている。

 いずれも、住民の少ない地域に公共サービスを提供するのは効率的ではなく、財政負担も大きいため、ある種のリストラを行おうというものである。
 これらについては、賛否両論があるだろうが、公共施設のリストラにあっては、単に施設などを廃止するのではなく、それらの土地の
在り方について、改めて考えたほうがいいのかもしれない。

 商業施設、工場、農地など、いずれにしても大規模なものを作ろうとした場合、土地はあるようでなかったりする。
 点在的に建物が建っていたり、分筆が進み、土地があっても、多くの権利者がいるようなことがある。従来の土地に関する規制としては、都市計画や農用地区域など、用途に関する規制が一般的であったが、土地の分割に関しては規制はなされてこなかった。

 土地というものは、分割することは容易だが、分かれたものをまとめることは労力がかかるため、土地は細分化されていった。

 ただどの産業においても、効率性というものが要求される。効率性は大規模化に付随している場合が多いことから、集約された土地というものは、その地域にとって、大きな強みとなる。

 この点で、公共施設の廃止というものは、ある種のチャンスともいえる。
 今後は、道路や橋などの廃止も考えていかなければならないだろう。これらを総合的に考えて、もう一度、土地の集約化を考えてもいいかもしれない。

 大きな土地というのは、坪単価が安くなるので、自治体にとっては喜ばしくはない。
 しかし、商業施設は大規模化し、工場を誘致するにしても、大きな土地があったほうがいい。農業でも当然、大規模化は大きな課題だ。

 どこでも集約化すればいいというものではないが、これらの点を考えると、土地の集約化というものを考えてもいいかもしれない。









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