地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

世界盆栽大会、なんじゃこりゃ?


 さいたま市が2017年の世界盆栽大会の誘致に成功したそうだ。

外部リンク2013/09/28 日本経済新聞「世界盆栽大会、さいたま誘致成功 経済効果5億円期待


 このニュースを見て、改めて2つのことを思ってしまう。

 1つは、盆栽について大会があり、しかも世界大会まであるということだ。思えば、一定のファン・マニアがいる盆栽ならば、大会というものがあってもおかしくはない。地域として、ニッチ戦略を考えると、このような誘致をどんどん進めるべきだろう。しかも世界大会というなら、尚更である。

 2つは、この経済効果である。観光客として7万人、経済波及効果として5億円を見込んでいるという。一見すると、大きな数字だが、経済波及効果の5億円とは何だろうと思う。
 5億円なんて、部屋数が数十室の中規模のホテル・旅館の年間売上に過ぎない。確かに、地域にお金が落ちるのだからありがたいのだが、言い方を代えると、中規模旅館・ホテル1軒分の年間売上を賄う程度の需要増しかないということだ。極端なことを言えば、地域外資本による大規模旅館・ホテルが撤退したほうが、よっぽど地元地域にとっては、経済効果があるともいえよう。

 つまり私が思うのは、ニッチ戦略はニッチ戦略にしか過ぎないということだ。
 需要が増えるので良いことなのだが、その効果は限られる。ニッチ戦略は、需要が小さいからこそ、ニッチでもあるのだ。
 そして、その数値の意味をしっかりと考えたほうがいいと思う。一見すると大きな効果であっても、しっかりとイメージすれば、効果のほどは大した効果がないこともある。

 私は決して、このような取り組みを否定するつもりはないが、しっかりと数値の意味などを考えるべきだと思う。







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