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ムスリムおもてなしセミナー、チャンスは違うところにあるのだろう。


 沖縄県で、イスラム教徒のために、どのような調理などを行うべきなのかを教える「イスラム・ハラールセミナー」が行われたそうだ。

外部リンク2013/09/10 琉球新報「ムスリム、どうおもてなし 戒律に沿う調理開発急務


 外国人観光客を増やすために、イスラム圏の人たちにもっと来てもらうことが重要だろう。特に、東京オリンピックも決まり、一層、イスラム教徒の観光客が増えるだろう。とはいえ、イスラムと言えば、豚は食べたらいけないやお酒を飲んだらダメだといった戒律もあり、その対応が必要である。
 そこで、今回のようなセミナーを行い、飲食店などの人たちにハラール食品や調理法について知ってもらうことが目的なのだろう。

 勿論、飲食店の方々がこのような対応をとることは非常に重要である。折角、海外から来たのに、食べるものがないというのは、観光客をがっかりさせてしまう。
 しかし、食材はもとより、豚を加工した包丁は使ってはいけないなど、調理までもイスラム対応を図るとなると、そう容易な話ではないだろう。そして、ほとんどの飲食店ではそのような対応はできないと思う。とはいえ、イスラム圏の観光客は今後、もっと増えることを予想すると、少しずつではあるがイスラム対応の一部の飲食店や宿泊施設などが出てくるという形になる。

 このように考えると、チャンスがあるのは、飲食店ではなく、むしろ飲食店などに提供する調味料・加工食材などの分野なのだろう。
 例えば、日本食と言えば、醤油やみりんなどが重要な調味料だろうが、イスラム対応を図るとすると、アルコールはNGなので、そのままでは使えない。しかし、ノンアルコールの醤油やみりんなどがあれば、イスラム対応の醤油やみりんなどになる。そして、飲食店では点に過ぎないが、調味料などでは市場は全国的な面になる。

 つまり、イスラム圏の観光客を考えた場合、個々の飲食店も重要だが、むしろ調理料などのその周辺の産業のほうが、チャンスは大きい。すでに、ハラール対応の醤油なども出ているようだが、現在はニッチ戦略として、市場展開できるだろうし、この市場はまだまだ拡大するだろう。

 「イスラム圏の観光客=飲食店・宿泊業」という図式ではなく、他の視点で、この新たな観光客への対応を図り、チャンスを活かすべきだろう。







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