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どうすべきなのだろう? 鯨肉


 今週、9月4日の「くじらの日」にちなみ、各地でイベントが行われたようだ。低迷する鯨肉の消費を拡大するためという目的は勿論、年内にも日本の調査捕鯨の是非を巡る国際司法裁判所の判決が出るという背景もあるようだ。

外部リンク2013/09/03 産経新聞「クジラ料理で若々しく 巣鴨で第1回クジラ祭り 東京」
外部リンク2013/09/02 読売新聞「クジラ竜田1200食が無料…9月4日「恵比寿鯨祭」」


 調査捕鯨の判決についてはさておき、鯨肉の戦略は限られているのではないかと思っている。

 そもそも鯨肉については、供給が限られている。
 大量に獲れるものでもないし、養殖することもできないので、鯨肉自体の市場規模は、供給量に規定される。

 そうなると、鯨肉を扱う料理店などは、消費拡大を行うよりは希少性をアピールして、単価を上げて、売上を伸ばすしかない。言い方を代えれば、「鯨肉が食べられる店」として、個々のお店がブランド化を図るという戦略である。
 もしくは、上記のようにブランド化を行い、鯨肉をアピール料理として打ち出し、他の料理で売上を上げるという戦略しかないだろう。
 この点で、あまり消費拡大のためにイベントを行うなどは意味がないと思う。
 
 ただ同時に、なかなか鯨肉を食べる機会がない現在において、鯨を食べるという習慣・文化が乏しくなると、「鯨=食べ物ではない」という考えになるため、希少性といった話では済まなくなる。
 この意味で、文化・習慣を維持・PRするために、イベントを行うのは必要なことだろう。

 すなわち、消費を拡大するのではなく、食文化を伝える手段として、イベントを行っていく必要があると思う。

 鯨肉と言えば、どうしても竜田揚げになってしまうが、はりはり鍋などの料理もある。
 今回のイベントは、国際司法裁判所の判決とは無関係ではないだろうが、是非とも、食文化を伝える手段として、鯨肉のイベントを継続していってほしいと思う。







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