地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

商店街ではのんびりできるところがない。


 商店街の衰退が言われて久しいが、思えば、商店街は来街者のニーズをしっかりとらえていない場合が多い。
 昔ながらの店舗を構えており、現在のニーズに合っていない場合も多いが、一つのポイントは、惣菜・中食であると思っている。

 何年も前に、中食ブームというものがあったが、根強く惣菜や中食といったものへのニーズは強い。そして今後も、このニーズは続くだろうし、宅配・ケータリングなどの需要も増えていくだろう。

 しかし、商店街ではこのような部分が弱いところが多い。このようなニーズが増えているにもかかわらず、そのようなものを提供しているところが少ない。
 例えば、精肉店ならば、単に肉を販売するだけでなく、コロッケを販売したり、八百屋であれば、ちょっとしたサラダなどを提供するなどが挙げられるが、このあたりの工夫が少なく、顧客を取りこぼしているように思える。何かに加工してしまうと、売れ残りリスク・廃棄ロスリスクが高くなるなどの問題もあるが、付加価値も高く、もっと行うべき取組みだろう。

 勿論、このようなことを行っている個店も多くある。
 しかし、これが商店街全体の取組みにつながっていない場合も多い。特に、商店街全体をブランド化しようという場合には、このような取り組みと商店街全体の取組みを結びつける必要がある。

 例えば、東京の戸越銀座商店街では、戸越銀座コロッケなどを商店街全体として、PRしている。戸越銀座に行けば、多くのお店でコロッケを販売している。地域の住民のみならず、他の地域からも人を呼び込もうとしていることも伺える。

 しかし、惣菜・中食といったものの手軽に食べれるという良さを活かしていない。(戸越銀座がどうだったか忘れたが)手軽に食べられる以上、食べる場所も必要だ。食べ歩きというのもいいが、ちょっとのんびりと座って食べられるところがあったほうがいい。
 特に、地域外から人が来ている以上、家で食べるわけにはいかないので、食べるところを用意してあげる必要がある。

 この点で商店街全体として、もっとのんびりできるような空間を作る必要があると思う。
 空き店舗があれば、そのままになっているか、せいぜいイベントなどに使われる程度である。むしろ、来街者のためのオープンスペースとして、もっと活用したほうがいいと思う。
 また、「徐々に広がる「まちゼミ」」でも書いたが、高齢者が多くなる中、コミュニティスペースというのも重要だ。

 コンビニのミニストップは、ちょっとその場で食べられる場所があるからいいのである。フードコートは、食べられる場所があるからこそ成立している。

 これらのことを考えると、商店街に誰もが利用できる休憩所があってもいいと思う。特に、地域外からも人を呼び込もうとしている商店街にとっては、非常に重要なことだと思う。







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