地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

地域グルメの流れが変わったか?


 B級グルメに見られるように、地域グルメが人気である。
 そこで今日、青森県深浦町の深浦マグロステーキ丼が、非常に売れているというニュースを見つけた。

外部リンク2013/08/06 東奥日報「深浦マグロステーキ丼1万食突破


 今年の6月中旬に発売し、今月4日は1万食強の販売数となっているそうだ。単純に計算すると1日当たり200食以上の販売となる。販売している店は7店舗あるということで、1店舗当たりの1日当たりの販売数でも30食近く、食されている計算になる。
 町外からの注文が9割を占め、町だけでなく、県内で非常に人気を博していることが分かる。

 そこで、この深浦マグロステーキ丼を見ると、ある種の王道の地域グルメである(詳しくは、下のサイトを見てほしい)。

外部リンク深浦マグロ料理推進協議会「深浦マグロステーキ丼


 ただ、これまでの地域グルメとは、大きく変わっていることが分かる。

 これまでの地域グルメでは、B級グルメに見られるように、比較的安価で庶民的な要素があった。しかし、この深浦マグロステーキ丼は、すごく高いわけではないが、1,200円とやや高めの価格設定となっている。またこの値段に合うように、やや高級感のあるような料理になっており、デザートもついている。また、地域の食材などを使って新しく開発された地域グルメで時折見られるような、奇抜な要素もない。

 また、B級グルメなどは、そもそもその地域に根差したグルメを提供するものである。しかし、この深浦マグロステーキ丼は、新たに開発された料理のようだ。これまでは、このような新たな地域グルメは、なじみも少なく、どうしても価格が高くなりがちなので、一般的に苦戦している場合が多い。

 しかし、この深浦マグロステーキ丼は、上記のように非常に人気が出ている。

 勿論、コンセプトなどのこのグルメづくりがうまくいったという点があるだろう。
 ただ、ここ数年の地域グルメの流れの中、B級グルメ的なものに飽きが来ていたり、アベノミクスの影響で何となく財が緩んでいるなど、地域グルメに対する消費者の変化が出てきているのではないだろうか?

 これまでと同じように、地域の安くてうまい庶民的なご当地グルメだけを考えていてはいけない。
 むしろ今後は、この深浦マグロステーキ丼のように、ちょっと高いが、味は勿論、ちょっとした高級感やしっかりとしたコンセプトをもった地域グルメの芽が出始めているのかもしれない。

 以前、「地域グルメのあり方」で地域グルメはレッドオーシャンであり、他とは違う戦略・戦術が必要であることを述べた。このような市場は、すぐに競争が激しくなる。その意味で、今回の深浦マグロステーキ丼のような動き・情勢は、十分に注目していく必要がある。








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