ビールの速達システムがすごいらしい

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ビールの消費低迷

 こうも暑いとビールが飲みたくなる。

 しかしこれは、年寄りの考えなのかもしれない。
 現在、若者のビール離れなどにより、ビールの消費量は大きく減少している。
 右のグラフにあるように、ビールは右肩下がりで落ち込み、発泡酒に関しても、一時は増加したが、現在は減少傾向にあることが分かる。
 「とりあえずビール」「夏はやっぱりビール」というのは、死語なのかもしれない。
ビールの販売(消費)数量の推移

ビールの販売(消費)数量の推移


ビールの速達システム

 このような中、ビールを速達する仕組みを作り出した会社が出てきた。
 通常、生ビールは工場から飲食店に到着するのに1~2週間、かかっていた。しかし、名古屋の卸売業が2・3日で、生ビールを届ける仕組みを作り出したという。

外部リンク2013/08/02 中日新聞「工場から2日で飲食店へ ビール速達システムに注目」


 そして、この納期短縮のポイントは、需要予測システムの開発だ。気温や天候など計200項目でビールの需要を予想しているという。


ポイント

 ビールの需要予測自体は、難しいものではない。かつて「1度気温が上がれば、○リットル消費が伸びる」などといった話があったが、仕組みは単純だ。
 例えば、次のような式でaやbの値を推計するだけである。

  ビール消費量 = a × 気温 + b

 しかしポイントは、次の2つにある。

 1つは、精度である。予測である以上、どれだけ予測が当たるのか、当たらなくてもどれだけ現実の値に近づけるのかといった問題が生じる。このため、この会社では200項目のパラメーターを用意し、この精度を上げている。ただ、天気予報を見ればわかるが、気温や天候自体が予測であり、予測に予測を利用している形である。この点について、この会社ではどのように対応しているか、興味の湧くところである。

 2つは、外れたときの対応だ。予測であるため、外れることは出てくるだろう。予測に応じて在庫量を調整しているので、外れたときに、この在庫調整をどのようにするかがポイントだ。この点については、この会社がどのように対応しているかは不明だが、何らかの調整が必要になってくる。

 いずれにしても、納期について革命的なビジネスモデルだ。単に納期と言うなかれ、ASKULの成功の鍵は、この納期にあった。
 地方の中小企業の革新。今のところ、うまくいっているようだが、是非とも頑張ってほしいと思う。


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