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妖怪伝説ツアー、観光にもっと民間伝承を活用できるかも?


 埼玉県川越市で昨年から、8月に妖怪伝説ツアーを行っているそうだ。
 江戸時代からの言い伝えが残っている寺社などをグループで回り、ガイドが伝説や妖怪の話をするというものである。

外部リンク2013/07/06 日本経済新聞「川越市、今夏に妖怪伝説ツアー


 今年からは、ガイドが妖怪に扮した服装をするそうで、より凝った趣向になっている。

 これ自体も面白いと思うが、ここから読み取れるのは、もっと観光に民間伝承を活用してもいいのではないかと思う。

 観光のポイントの一つは、その地でしか体験できないことができるという点である。
 民間伝承自体は単なる話に過ぎないが、その土地で話されることで、その場でしか味わえない体験となる。

 民間伝承と悲劇という点では同列に語りにくいが、単なる話が体験となる例としては、戦争の話などが分かりやすいかもしれない。例えば、沖縄戦などの話などは、その話自体も勿論悲しいことだが、沖縄の地上戦があったところで、地元の人の方言交じりの話を聞くことで、その悲惨さが一層増し、強く戦争を行ってはいけないと感じるだろう。

 話はどこでも聞けるが、その地に関連した話については、その地で聞くことで相乗効果が生まれるのだ。

 そのためには、上記のように服装などにも工夫が必要だろう。話し方も単なるガイドとは異なったテクニックが必要だろう。
 しかし、どこの地域でも民間伝承はあるものだ。民間伝承にこだわる必要はない。上記のように戦争の話でもいいし、それ以前の歴史の話でもいい。その地に根付く歴史・伝承について、うまく伝えるアレンジを加え、物語性を加味し、まさしくその現場で伝えるのだ。

 地域に住んでいても、なかなか地域の民間伝承などに接する機会は少ない。地域講座などで講義などが行われている場合もあるが、地域の住民向けで、話し方・物語性という点でもそのまま使うことはできない。
 ただ、もう一度、地域の民間伝承などを見直し、観光客向けにアレンジすることで、面白いプロジェクトになるのではないだろうか?








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