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地方鉄道、過去最高売上の背景に…


 地方鉄道では旅客数が減少する中、厳しい状況が続いており、様々な模索が行われている。
 1つの在り方としては、鉄道以外で儲けるという手段である。これは 先日「ビジネスモデルが変わった地方鉄道」で述べたとおりである。

参考ビジネスモデルが変わった地方鉄道

 そうしたところ、北越急行では、売上高が過去最高となっているそうである。

外部リンク新潟日報 2013/07/01「北越急行、売上高が過去最高」

 北越急行は、地域鉄道90事業者の中で、営業距離はおおよそ20位ぐらいのやや上位の鉄道事業者である。

参考地域鉄道事業者の都道府県別一覧

 ほくほく線という首都圏と北陸地方を結んでいる鉄道であり、運休本数減少、東京スカイツリー人気や北陸キャンペーン効果などにより、総輸送人員が前年度比11・9%増え、売上高も過去最高となったそうだ。

 厳しい地方鉄道にあっては、非常に明るい話だ。しかし、この北越急行にあっても大きな問題がある。
 それは、北陸新幹線の開業である。

 北越急行の売上の多くは、首都圏と北陸地方を結ぶほくほく線であるため、北陸新幹線が開業してしまうと、首都圏-北陸地方の旅客者は北陸新幹線に流れ込んでしまう。
 そのため北越急行では、北陸新幹線開業に向けて、内部留保を100億円貯めるとしている(昨年度の売上のおかげで、この目標は達成)。しかしどれほどの効果があるのかは、分からない。

 過去最高の売上高とはいえ、地方鉄道の苦難は続きそうだ。








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