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ストリートビューによる観光案内。意外にも魅力的だ。


 京都市が、グーグルのストリートビューの技術を使い、観光地の360度パノラマビューを閲覧できるサービスを開始した。
 市の職員によると、旅行の際の計画に役立ててほしいとのことである。

外部リンク京都新聞 2013/06/15「観光名所47ヵ所、パノラマビューで体感 京都市サイト新設
外部リンク京都観光Navi「Googleマップで京都観光Navi


 正直、このようなものを作っても、観光客が増えるわけではないだろうし、このようなサイトを見て、計画を立てるということも少ないだろう。
 しかし、実際にやってみると、意外な効果もあるようだ。

 私のPCスペックの問題もあるのだろうが、操作性もよくなく、パノラマビューを体感しにくい。写真自体は美しいし、風景も素晴らしいが、むしろイライラしながら、見ている感じである。

 ただ逆に、このイライラ感が、京都へ行きたいという思いを強くさせてくれる。こんなにイライラするならば、いっそ現地に行ったほうがいいのではと思わせてくれるのだ。
 また、パノラマビューということで、より旅行感覚に近い感覚が得られるが、だからこそ、現地でしか得られない空気や雰囲気があるのだろうという思いを駆り立ててくれる。

 このように考えると、意外にこの取り組みは面白いのかもしれない。
 前者のイライラ感は別として、後者の現地に行かなければ味わえない空気や雰囲気があるのではと思わせる工夫が重要なのだろう。

 それならば、通常の観光案内とこのパノラマビューを比較して、なぜ現地でしか得られない空気や雰囲気があるのだろうと思ったのだろうか。

 私自身も判然とはしないが、何となく感じるのは、観光案内にも関わらず、このパノラマビューでは美しいところだけではなく、周辺の普通の街並みも見れるからだろう。普通の家が写っていたり、車が走っている風景なども写っている。観光地というイメージ・虚像だけではなく、周辺の日常の生活感も映し出されることで、その場所のある種のリアルさを感じられ、同時に自分はこの場にはいないという現実も感じさせてくれるのだろう。
 また、綺麗な観光地だけを見せられるのではなく、周辺の日常空間も表現されることで、自分がその場所に行ったときのイメージがしやすいのかもしれない。ただイメージはあくまでもイメージにしか過ぎない。きっとイメージ以外のものがそこにはあるに違いないと思ってしまうのだろう。

 このような感覚を万人が持っているか分からないため、観光戦略には役に立たないだろう。
 しかし、改めて思うのは、観光地をPRするときには、いいところだけ・美しいところだけを見せるのは、違っているかもしれないということだ。








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