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アニメ・漫画での町おこし。重要なのは原作者である


 アニメや漫画で町おこしをしているところが、全国各地にたくさんある。
 うまく行っている場合もあれば、単に「○○の町」と名乗っている程度のところもある。

 ただ、アニメや漫画での町おこしにおいて、必要条件は原作者である。
 著作権の関係から、このようなコンテンツビジネスにおいては、原作者が一番強い。原作者がいいと言わなければ、先には進まない。また、人気の度合いによるが、例えばキャラクターを1枚書いてもらうだけで、数十万から数百万円かかる場合もある。これでは、商店街・商工会や小さな自治体では、とてもお金を払えるものではない。そのため、ビジネスを抜きにして、原作者の協力が必要となってくる。

 例えば、ちょうど静岡市が「ちびまる子ちゃんの静岡音頭」を制作したという。

外部リンクちびまる子ちゃんの静岡音頭


 制作費は1,300万円だそうだ。この金額を高いと見るか低いと見るかは、判断が分かれるがCGで、作詞はさくらももこ氏、作曲は細野晴臣氏、編曲は小山田圭吾氏、振り付けはパパイヤ鈴木氏という豪華なメンバーを考えると、破格といってもいいだろう。
 そして何より、原作者 さくらももこ氏の清水市への郷土愛があったからこそ、実現したPR映像なのである。

 逆に、いくらアニメ・漫画である地域が使われたりしても、原作者にその地域への思い入れがなければ、うまく行かない場合も多い。

 これらを考えると、まずは、アニメ・漫画での町おこしにおいては、原作者を巻き込むかが重要である。特に、その地域出身の原作者は、やはり地元・郷土への思いもあることから、うまく行きやすい。そこで、その地域出身の原作者に協力を求めることが重要となる。

 そしてここまでは一般論的な話であるが、更にいえば、自治体としてはこのような点を考慮して、もっと戦略的に行うべきだ。現状は、何となく有名になったキャラクターなどが出てきたら、取り上げる・協力を求めるなどの形で業務は進んでいると思われる。しかし、組織・仕組みとして、有名になる前から、地元に関連するようなコンテンツなどの情報をストック化したり、原作者などとの関係を構築していくべきだと思う。
 言い方を変えると、町おこしにおけるコンテンツの重要性が言われながら、実は組織の隙間となっており、思いつき・場当たりでしか、対応できていないのが、現状なのである。








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