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何のために、計画・ビジョンが策定されるのか?


 地方自治体において、計画やビジョンといったものが策定されることがある。
 総合的なものから、各分野におけるものなど、多岐に渡っており、通常、1つの自治体で、いくつもの計画・ビジョンを有している。

参考計画・ビジョン一覧

 計画・ビジョンそのものについては、何の効力もない場合が多いが、次のような目的で策定が行われている。

 1つ目は、計画・ビジョンという形で、行政の方向性を住民に示すためである。計画・ビジョンがなくても、行政運営は可能である。しかし、これらを策定することで、より住民・事業者に対する明確なメッセージを出すことができる。また、1つの部署だけでなく、いくつもの部署に跨ったものを提示することで、総合的な方向性を住民・事業者に示すことが可能になる。

 2つ目は、法律により策定が義務付けられていたり、計画・ビジョンを策定することで国の補助などが受けられるという場合がある。また、義務付けなどはなされていないが、法律などで努力義務などが謳われている場合に、計画・ビジョンが策定されることもある。

 3つ目は、予算の確保のためである。国では、省庁間の垣根が大きいため、特に予算確保のために、計画・ビジョンが作られる面が大きいが、地方自治体においても、このような側面がある。計画・ビジョンを実現するためには、予算が必要である。また、計画・ビジョンだけでは何の効果もないことも多く、予算により計画・ビジョンに魂が込められる。原課レベルで策定されたものは影響が少ないが、トップを巻き込んで策定されたものであれば、当然、財政担当部署も無視することはできず、予算の確保がやりやすくなる。

 とはいえ、計画・ヴィジョン策定にあたっては、非常に労力がかかる。計画・ヴィジョンという文章を書くことは勿論であるが、様々なことを調べたり、これをオーソライズするために、何回もの会議等も行われる。また、計画・ヴィジョン策定のために、調査会社・コンサルタント会社などへの委託等も行われており、予算も使われることもある。

 それゆえ、生きた計画・ヴィジョンを策定してほしいと思う。








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