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企業間金融の回復なるか? ぜんさいネット


 今年の2月から、電子債権の記録・取引を行う「ぜんさいネット」がスタートした。
 電子記録債権法の施行に伴い、開業した制度で、ネットで企業間の債権の決済ができる仕組みだ。また、手形取引とは異なり、印代も不要である。

 そもそも企業の金融手段は、銀行からお金を借りるだけではない。従来、手形などにより企業間金融も行われてきた。分かりやすく言うと、例えば、代金を支払うために手形を出した場合、手形が落ちるまで、お金を支払う必要はなく、ある種、資金を借りているのと同じ状態になる。そこで、手形などは企業間金融とも呼ばれ、金融的効果があった。
 そのため銀行でも、手形を持っている企業が、早くお金が必要な場合は、手形を割引き(手形を預かり)、資金を供給する。そして、この手形業務は、銀行の重要な金融業務の一つであった。

 しかし現在、手形取引は年々減少している。
 下図は、手形交換高の枚数と金額のグラフである。見たらわかるが、減少傾向にあることは一目瞭然である。

全国手形交換高(枚数ベース)

全国手形交換高(枚数ベース)
全国手形交換高(金額ベース)

全国手形交換高(金額ベース)


 つまり、よく金融機関からの融資が減少しているという話があるが、企業間金融においても、金融収縮が起こっていたのだ。
 そして今回の「でんさいネット」。企業間金融の回復につながるか、期待したいと思っている。







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