地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

地域グルメのあり方


 数年前から地域グルメは一種のブームになっており、「B1グランプリ」「ご当地どんぶり選手権」などに見られるように、地方でもPRに必死である。かつては、お好み焼き、もつ鍋、とんこつラーメンなどに見られるように、地域グルメだったものが首都圏などでヒットし、多くのお店ができ、全国的に広がるという形だった。しかし現在は、地域をあげた活動になり、上記のようなグランプリに出場したり、展示会などに出展が行われている。しかし、私はこのような地域の活動を変えていく必要があるのではという気がしている。

 理由としては1つは、グランプリや展示会などに見られるように、基本的には競争が激しいということである(いわゆる、レッドオーシャン)。勝ったときの効果は大きいかもしれないが、多くの中で勝つのは難しい。また、地元へのPRを狙ったもので、効果も限定的である。 むしろ今、地域グルメ展開を考えたとき重要なのは、地域グルメを提供している地域内企業が県外などへチェーン展開する際に、その後押しなどをすることではないかと思う。丸亀製麺やはなまるうどん(いずれも讃岐うどん)、リンガーハット(長崎ちゃんぽん)などはいずれも、地域グルメを使った全国チェーン店である。このような企業を地域から輩出することが、今地域に必要な戦略だ。
 そしてこれらの企業は勿論、地域グルメを使った利益を上げているが、同時にその地域グルメのPRを行ってくれてもいる。地元では「本場の」「ここでしか食べられない」「地元の人のみが知る」という地域グルメを提供すれば、観光客対策も十分だ。そうすることで、地域にとっては、地元をPRすることもでき、その企業は雇用や利益を生み出してくれる。

 このような展開は、地方の自治体や商工会などが主体的に関与することは難しいかもしれない。しかし、このような展開を地元企業に説明することはできる。地域外の企業が、地元の地域グルメを使って、首都圏などで拡大していく姿は、PRにはなるが、悲しい側面もある。 そして、何より地域グルメを扱っている地方のお店こそ、このような戦略を描いてほしいと思う。








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