地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

どの都道府県がスポーツ好きか?


概要

 先日、「Jリーグがあると、スポーツ観覧が増える?」で、スポーツについて書いたが、家計調査を見ていると、スポーツ支出が多い都道府県と少ない都道府県があることが分かる。

 そうすると、どの都道府県民がスポーツ好きかどうかが気になるところである。

 ただ、単純にスポーツ関連の支出を合算してもいいが、若干、テクニカルに主成分分析で、スポーツ好きかどうかを調べてみた。


分析

 主成分分析とは、いくつかのデータから総合的な指標を求める統計手法である。

方法については「主成分分析」を参照のこと


 データとしては、平成26年の家計調査で、次のものを利用した。

  ①スポーツ月謝(スポーツクラブ使用料も含める)
  ②スポーツ観覧料
  ③スポーツ施設使用料(ゴルフプレー料金も含める)

 結果は、次のとおりである。

第1主成分 第2主成分 第3主成分
スポーツ月謝 -0.54 0.76 -0.36
スポーツ観覧料 -0.57 -0.64 -0.52
スポーツ施設使用料 -0.62 -0.08 0.78
寄与率 0.58 0.24 0.17
累積寄与率 0.58 0.83 1.00


 第1主成分は、すべての変量でマイナスになっており、スポーツ全体の好き嫌いを表す指標と言えよう。
 寄与率は0.58となっており、データの58%が第1主成分で説明できることを示している。

 第2主成分は、スポーツ施設使用料は0に近く、スポーツ月謝は0.76、スポーツ観覧料は-0.64となっている。数値が大きいほど、スポーツを習ったり行うのが好きなことを表しており、数値がマイナスであるほど、見るのが好きな都道府県民であることを示している。

 第1主成分・第2主成分で、累積寄与率は0.83であり、この2つの主成分で各都道府県を見ていくことにする。
 次は、それぞれの都道府県の結果である。

都道府県 市区 第1主成分 第2主成分 第3主成分
北海道 札幌市 -3.74 -1.58 -0.26
青森県 青森市 0.83 0.47 -1.09
岩手県 盛岡市 1.41 -0.38 0.12
宮城県 仙台市 0.44 -1.79 -1.11
秋田県 秋田市 -0.01 -0.23 0.45
山形県 山形市 0.82 -0.87 -0.16
福島県 福島市 0.37 -0.15 0.92
茨城県 水戸市 -0.87 0.88 0.79
栃木県 宇都宮市 -2.60 0.90 -1.03
群馬県 前橋市 -0.87 -0.24 -0.34
埼玉県 さいたま市 -3.99 -1.89 -0.44
千葉県 千葉市 0.20 0.77 0.28
東京都 東京都区部 -0.48 1.44 -0.79
神奈川県 横浜市 -1.26 1.67 -0.41
新潟県 新潟市 0.63 0.04 0.06
富山県 富山市 0.66 0.27 -0.45
石川県 金沢市 1.07 0.00 -0.10
福井県 福井市 1.06 0.70 -0.50
山梨県 甲府市 -0.06 1.10 -0.03
長野県 長野市 -0.07 0.57 -0.10
岐阜県 岐阜市 0.54 0.34 0.23
静岡県 静岡市 -0.16 -0.04 -0.74
愛知県 名古屋市 -0.84 0.36 0.63
三重県 津市 -1.11 0.40 1.46
滋賀県 大津市 -0.15 0.08 0.47
京都府 京都市 0.34 0.68 0.11
大阪府 大阪市 0.69 0.53 -0.23
兵庫県 神戸市 -0.50 0.40 -0.33
奈良県 奈良市 -1.88 1.07 1.32
和歌山県 和歌山市 1.23 -0.09 -0.38
鳥取県 鳥取市 2.22 -1.12 0.00
島根県 松江市 1.31 -1.02 -0.93
岡山県 岡山市 0.05 0.66 -0.12
広島県 広島市 -0.79 -1.13 0.07
山口県 山口市 0.54 -0.75 1.97
徳島県 徳島市 1.21 0.76 -0.68
香川県 高松市 -0.12 0.95 -0.48
愛媛県 松山市 0.01 0.64 -0.80
高知県 高知市 -1.34 0.25 1.07
福岡県 福岡市 -1.65 -1.32 -1.00
佐賀県 佐賀市 1.67 -1.30 -0.03
長崎県 長崎市 1.88 -0.29 0.13
熊本県 熊本市 1.35 -0.30 0.35
大分県 大分市 -0.81 -0.54 0.84
宮崎県 宮崎市 1.03 -0.73 1.48
鹿児島県 鹿児島市 0.39 0.44 -0.42
沖縄県 那覇市 1.37 -0.62 0.16


 まず、スポーツ好きかどうかという第1主成分を見てみると、北海道栃木県埼玉県奈良県福岡県などでマイナス値が大きくなっており、全般的にスポーツ好きな道県民と言えよう。逆に、岩手県鳥取県佐賀県長崎県などは数値が大きくなっており、あまりスポーツが好きではない県と言える。
 
 次に、第2主成分を見ると、東京都神奈川県などで値が多くなっており、スポーツを習ったりすることが好きな都県民といえる。逆に、北海道宮城県埼玉県は大きなマイナス値であり、スポーツを習うよりも、見る方が好きな道県民と言えよう。

 各都道府県については省略するが、自分の出身地などの都道府県でどうなのかを見たら、面白いかもしれない。







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA




分野

地域経済地域経済 (102)
地方行政地方行政 (80)
地域金融地域金融 (22)
地方財政地方財政 (35)
その他その他 (61)
社会福祉社会福祉 (8)
地域活性化地域活性化 (72)
商店街商店街 (15)
エネルギーエネルギー (17)
農林水産業農林水産業 (34)
インフラインフラ (32)
観光観光 (70)
地域政策地域政策 (104)