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LINEスタンプから考える方言の活かし方


方言の使われ方

 沖縄で、方言の工事看板が話題になっているようだ。
 例えば、「ゆっくり ゆっくり あわてるな」と表示するところを、「よんなー よんなー あわてるな」と表示するといった具合だ。

2014年9月28日 沖縄タイムス「うちなーぐちで工事看板 事故抑制にも効果

 味気ない工事看板であるが、このように方言が使われていると、目に付くし、何となく温かさを感じてしまう。

 このように、ときどき方言というものが、自治体や民間企業などにより、文化や地域活性化・観光など、様々な目的で使用されている。
 そして、大きく分けると2つの目的があるようだ。


①方言への愛着心

 1つは、地元の方言への愛着心を高めることを目的としたり、方言への親しみを感じてもらうために、方言が使われている。

 上記の沖縄の工事看板などはその例であるし、山梨の甲府市では方言あるあるなどのアンケートを実施したりしている。
 また、失われゆく方言を何とか残していこうといった取り組みもある。
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/shise/koho/koshuben.html

甲府市「直撃!甲州弁アンケート」


②地域活性化・観光

 もう1つは、地域活性化や観光などに方言を使うやり方だ。
 最近だと、妖怪ウォッチで岡山弁が使われていることから、岡山県ではPRキャンペーンを行った。

2014年9月10日 産経ニュース「岡山弁売り出せ 「妖怪ウォッチ」で流行


 また、広島市では、市長の広島弁でバスの車内アナウンスを流しているという。

2014年5月21日 産経ニュース
松井市長が広島弁でおもてなし 観光客向け市内循環バスで車内放送

 秋田では、民間企業がお土産品として、秋田弁の単語カードといったものも販売している。
 また、第2弾として「宮城・仙台弁 単語カード」も販売しているようだ。


LINEから考える方言の使い方

 以上のようなことは大事だと思うが、いずれも地元愛であったり、地域らしさを演出するのに、方言というものが使われている。
 しかし、もっと単純化し捨象して考えると、方言そのものが差別化のポイントなのだと思う。

 これを如実に表しているのが、現在、流行っているLINEの方言スタンプだ。
 沖縄弁がトップで、次に大阪弁が人気だという。

2014年9月8日 goo スマホ部「方言スタンプがLINE Creators Marketを席巻。人気方言は?


 方言スタンプというものの性質を考えると、キャラクターも付されているが、大きな違いは、やはり方言である。
 つまり、方言のみで、商品・サービスの差別化が実現されているということだ。

 このことを考えると、もっと差別化を実現するために、方言というものを利用していいと思う。
 LINEのスタンプのように、同じようなものであっても、方言で違いが生まれることから考えると、その他の商品・サービスでももっと方言というものが利用できる可能性がある。

 実際に応用しようと思うと難しい面もあるが、方言の活用をもう一度考えてみたらいいのではないかと思う。







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