地域経済・地域政策について、批評・分析しています!!

命名権で名前を変えないのは良いことだけど…。


 鎌倉市が海水浴場の命名権の売却を行ったが、それを買い取った企業が、愛称を現状のままとすることを決めたようだ。

 この企業は「鳩サブレ」で有名な豊島屋で、愛称を募集したところ、現状のままが最も多く、このような決定になったということである。
 命名権に対して、企業が愛称を募集するというのも珍しいし、更に結局、現状のままとなったことも珍しいだろう。

 豊島屋の社長のコメントして「『昔から親しんだ名前が良い』との意見が多かった。わたし自身、この名を変えないでおきたかった」と言っており、地域の企業としては素晴らしいと思う。

 とはいえ、このことについて、気になる点が2つある。

 1つは、このようなことは、他の企業は行うべきではないということだ。このようなことが当たり前になれば、企業としてはPR効果が乏しくなるので、命名権を買い取ろうというインセンティブが少なく、命名権制度自体が成立しなくなってしまうからだ。

 もう1つは、鎌倉市の対応だ。
 結局は、今回のことを通じて、鎌倉市は毎年1200万円を得ることができる。ならば市としても、何らかの形でお返しをすべきだ。
 バナー広告など既存の広告方法で企業PRを行うことも考えられるだろうし、何らかの表彰を行ったりしてもいいだろう。海水浴場に「この海水浴場は豊島屋様への命名権売却収入で維持管理されています」などの看板を立てたりして、別の形で企業PRを行ってもいい。

 折角、地域の企業が地域のために一肌脱いでくれたのだから、鎌倉市としてもその「お礼」をしてほしいとも思う。







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