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注目している、ご当地検定

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 以前、「いつのまにか、なくなった、ご当地検定。」で、ご当地検定について、書いた。当然ながら、「ご当地検定」そのものがなくなっているわけではないが、ブームが去ったという点で、原因や改善点などを記載したものである。

 ただ改めて調べると、ここ最近、新たにご当地検定をスタートさせるところがいくつか出てきている。正直、今さら「ご当地検定を始めるの?」という感じもあり、その背景・原因といったものは分からない。
 ただ、ここ1年ぐらいで、(他にもあるかもしれないが一例として)次のような新たなご当地検定が登場している。

 ただこの中で、私は「家康公検定」と「ジーンズソムリエ認定試験」に注目している。

 「家康公検定」は、従来「岡崎家康公検定」という形で愛媛県の岡崎だけで行われていた。しかし今年度より、岡崎・岡崎商工会議所だけでなく、浜松・静岡市・浜松商工会議所・静岡商工会議所が運営団体として加わり、地域を拡大した点にある。勿論、当初から都道府県レベルなどで実施される「ご当地検定」もあるが、このように、地域を拡大したというのは、注目に値する取組みだと思われる。

 「ジーンズソムリエ認定試験」というと、東京の会社・協会などが行っているようなものに見えるが、これもれっきとした「ご当地検定」である。実施主体は、岡山県アパレル工業組合と倉敷ファッションセンター(株)。どの程度の認知度があるか分からないが、岡山県はジーンズメーカーの集積地である。

 そこで従来は、地域についての検定などが多い中、「ジーンズ」に焦点を当てている点に新しさを感じる。また、試験会場も、岡山だけでなく、東京・大阪と、全国を意識した取り組みとなっている。勿論、今治のタオルソムリエなどもあり、これも今治だけでなく、東京や大阪などでも試験を実施している。ただ、マニアック度合いとしては、ジーンズのほうが高いと思われるし、もしかしたら、ご当地検定の新たな形として、今治・岡山以外でも、登場してくる可能性を秘めているからである。もし今後、これらの取組みがうまく生き続ければ、ご当地検定の新たな形として、他の地域でも、他の道具などについて、検定を実施するところも出てくるだろう。例えば、伝統工芸で考えると、焼き物・漆器などはいろんなところで産地があり難しいが、宮城県で「こけし検定」などがあっても面白いと思う。こけしの産地は限られるし、マニアックなこけし好きというのが、いそうだからである。

 いずれにせよ、ご当地検定についてブームが終わり、一段落した今、新たな動きが出ているのかもしれない。

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